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二杯目となる酒を作り、呑んでいた時
遠くからなにやら起きてくる音がした。
匂いからして…理解したAは特に様子を変えずに
本を読む。
「……あ？」
ゆっくり近づいてくるので、酒がカラカラと揺れる
Aはまたもや煙草を口に含み、上に向かって煙を蒸かした。
肩に手を置かれるかと思いきや、隣にドンと座られた。
「お前これ酒じゃねぇか。ヤミさん許してないよ？」
「おはようございます」
「え、なになに会話のキャッチボール出来ない？」
「煙草は許してくれるんですね」
「いや、どっちも許さねぇよ」
そう言って私の手から煙草を取ると、自分の咥えてた
煙草を捨て、私の咥えてた煙草を口元に入れた。
酒も、えっ美味と言いながら一口で飲み干していた。
「ブラッドハウンドです。苺入ってるんで美味しいですよ」
「てか何、毎日飲んでるわけ？」
「そうですね、肝臓強いんで」
何も気にしないような笑みでそう言うと
Aは先程の事には懲りないようで本に目を移した。
「……早死する。やめとけ」
「ブーメランですよね」
「俺は体強いから良いんだよ。お前えーっと…何歳だっけ」
「十五です」
「俺はそん時からは飲んでねぇよ」
「じゃあ十五にはこの国にいたんですね」
予想した答えではなかったのか
ヤミは少し目を丸くする。カウンターに筋肉質の
右手を置き、虚ろな目で本を読み漁る包帯の少女をじっと見る。
国、何故彼女がそんなことを言うのだろうか。
「俺がこの国の奴じゃねぇって知ってたんだな」
「噂で聞きました。大丈夫ですよ、貶しません。
それ所か私は興味があるんですよ。異国の人の価値観に」
「……何が聞きてぇんだよ」
ヤミは嫌そうな気分だっただろう、それは言われずともわかった。
今までの経験から嘲笑れたのが大抵な人生だったからだ。
けれど、AはAの為に聞きたかったのだ。
哲学者をぱたりと閉じ、ヤミの目を見て答えを待つ。
「貴方にとって生きるはなんですか？」
「あ？そりゃ生きてるんだから生きてるだろ」
「でもその証明ってどう頑張っても一人じゃ出来ないですよね。
団長にまでなった貴方です。そして教育方針が違う国で価値観が釣り合わうわけが無い。
苦難もあったでしょうし、恐らく目標もあるんでしょう。
……そんな貴方が生きる訳が聞きたいんですよ」
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楓(プロフ) - 箒が放棄になってます！ (2022年9月30日 0時) (
レス) @page29 id: ec6c109e68 (このIDを非表示/違反報告)
来世はメロンパン(プロフ) - サヤさん» ですです！！名前出していいのかわかんなくて、他作品って描きましたが…気がついてくれて嬉しいです！！ (2022年1月5日 1時) (レス) id: a6fb8de70d (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - もしかして夢主ちゃんの参考キャラって文ス○の太宰さんだったりしますか...？ (2022年1月4日 23時) (レス) @page3 id: 6b856fac04 (このIDを非表示/違反報告)
来世はメロンパン(プロフ) - マナさん» ブラッククローバーですか？私が答えられる範囲であれば、大丈夫ですよ(´˘`＊) (2021年12月31日 18時) (レス) id: a6fb8de70d (このIDを非表示/違反報告)
マナ - ブラッククローバーについて聞きたいのですが… (2021年12月31日 18時) (レス) @page41 id: ccdfacfdab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるく | 作成日時：2021年12月22日 3時
