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side康二
あれは、雪がしんしんと降り積もる、冬の日のことだった。
12月24日。
今でも忘れられない、クリスマスイブの日。
当時小学1年生だった俺は、数日前から初めての熱を出していた。
40℃を超える発熱と嘔吐を繰り返して、意識障害まで起こした俺はすぐに救急車で病院へ運ばれた。
そして「おたふく風邪」と診断されたんだ。
そこで、入院が必要と言われたんやけど、、
実は俺、その頃、施設に入ってたんよね。
お父さんもお母さんもその時はいなかったから。。
それで、施設側は入院費なんて大金出せないと言って、俺を入院させてくれへんかった。
後になってわかったことやけど、
その施設、普通の先生は優しかったんやけどな、施設長さんが良くない人だったんよ。
施設に帰って、貰った薬を飲んで、病気と戦うこと1週間、やっと熱が下がった。
その日が12月24日。
朝、目が覚めた時から、今までの体調の悪さが嘘だったかのようにスッキリとしていた。
体も動かせるし、吐き気もなくなって、すっかり元気！
早く先生に報告しなきゃって思って、ウキウキした気持ちで部屋をぬけて先生ルームへ行った。
ドアを開けて、息を大きく吸って、
「治ったよ！！」って言った
、、はずだった。
いや、実際には言ったのかもしれない。
でも、
自分の声が、聞こえなかったのだ。
びっくりして立ちすくんでいると、先生たちがこっちに笑顔で歩いてきて、
俺を抱きしめたり、おでこを触ったり、頭を撫でたりしてくれていた。
しかし、その間にも音はなかった。
先生たちが口をぱくぱくしているのが見えるだけ。
なんで、、だろう？
おかしい、
こわいっ、、
その感覚の気持ち悪さに吐き気がして、俺は意識を失ってしまった。。
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そらな - ゆっしーさん！コメント、応援 ありがとうございます♪ わかりました！ しばらくお待ちください。リクエストありがとうございます！ (5月15日 19時) (
レス) id: c1eae2a7dd (このIDを非表示/違反報告)
ゆっしー - しゅんがでてくるはなしがまたみたいです。応援してます (5月14日 18時) (レス) id: f067335842 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そらな | 作成日時：2023年5月14日 11時
