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今度は俺が立ち上がって叫ぶ番。
大「伊野ちゃんうるさいって!!」
俺はハッと気が付き、腰を下ろした。
慧「どーゆうことだよ。
なんで俺が大ちゃんの彼女に…」
大「だって、俺周りに女の子いねーもん。
それに…か、彼女いたことねーし…
だったら伊野ちゃんが女の子のふりしてくれればいいと思って。」
慧「俺だったらバレないと思ってる?」
大「うん!」
なんの悪びれもないような笑顔を俺に見せてくる。
大「お願いだよおー!!
…まさか、伊野ちゃん彼女いる?」
慧「い、いねーけど。」
大「じゃあちょーどいいじゃん!!」
いや、ちょーどよくも何も無い。
大「女の子の服も髪型も化粧とかも俺が全部やるから!
お願い!!」
慧「いやいやいやいや
彼女いたことないんでしょ?
なんでそんなこと出来んのさ。」
大「…知り合いにそーゆう趣味の人いて…」
慧「ふぁ?」
大「なんでもない!!
とりあえず明日から俺に付き合って!よろしく!
あと、四日しかないから!!」
ちょうど大ちゃんが言い切った頃に頼んだホットミルクが運ばれてくる。
俺は何も言い返せず、ホットミルクを飲みながらポワっと天井を見上げる大ちゃんを見つめるばかり。
…そして俺の中に湧き出てきた懐かしい感情。
…いや、やめよう。
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作者名:Saki | 作成日時:2017年12月3日 0時