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宏太side
雄「もうやめて!来ないで!」
雄也は酷く脅えていた。
俺が見えてない。未だにあの男たちに囲まれていると思っている。
宏「雄也っ」
雄也は俺から離れようとしてベッドから落ちてしまった。
雄「……っ、嫌、来ないでください!」
このままだと余計に体を痛めてしまうと俺はナースコールを押した。
宏「雄也、大丈夫だよ、俺だよ。」
そう言っても雄也は震えながら俺から離れようとする。
やってきた看護師さんたちが雄也を宥めようとするがそれは悪化させる原因にしかならなくて、雄也はパニックに陥ってしまった。
看「鎮静剤、打ちますね。」
雄也はボロボロと涙を零しながら抵抗する。
宏「雄也、大丈夫だから、な?」
鎮静剤を打たれた雄也は、だんだんと落ち着きを取り戻した。看護師にベッドへ戻してもらい、彼が眠るまで待った。
雄也は虚ろな目で俺を見た。
雄「……ぁ、や、ぅ、く?」
宏「そうだよ。」
落ち着きを取り戻したおかげで、俺の事を認識出来たらしい。雄也は一瞬考えるような表情になって、「ごめん」と呟いた。
宏「雄也は何も悪くない。」
俺が、悪かった。
雄「やぅくん、おれ、こわくて……」
宏「俺がいるから、大丈夫だよ。」
眠りについた雄也を、俺は見守り続けた。
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Saki(プロフ) - なかっちさん» なかっちさんありがとうございます。ただいまプライベートの方が忙しく、手をつけられない状態ですので、気長にお待ちいただけると嬉しいです。 (2021年3月17日 7時) (レス) id: 85417a68df (このIDを非表示/違反報告)
なかっち(プロフ) - 更新楽しみにしてました!初めてリクさせてもらいます。ミュージカル稽古とか色々な仕事が重なって体調が優れないけど騙し騙し過ごすけど限界来て収録中に倒れちゃう、その後メンバーに怒られながらもゴリゴリに甘やかされるお話読みたいです! (2021年3月11日 19時) (レス) id: 22d4b64b18 (このIDを非表示/違反報告)
Saki(プロフ) - みいちゃんさん» みいちゃんさんありがとうございます。中々考えが纏まらず苦しんでおります。もう少しお待ち下さいm(_ _)m (2018年9月6日 19時) (レス) id: 85417a68df (このIDを非表示/違反報告)
みいちゃん - いつか、更新を再開するのを待ってます!あ、強制とかじゃないです。この作品が好きなのでまた更新してくれたらなぁって思っただけです。 (2018年8月27日 16時) (レス) id: f55b482803 (このIDを非表示/違反報告)
ひーろー(プロフ) - ありがとうございます! (2018年5月8日 17時) (レス) id: 4255eacb08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Saki x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=Data8657
作成日時:2018年3月30日 12時