ハロー、ボーイ part2

〜all〜 ページ37

雄也side




連日の舞台稽古、ライブのリハーサル、収録撮影、今までにないくらいの多忙を極めていた。




生活面もだんだんずさんになってきて全てがボロボロというか。




慧「高木、隈出来てる。」




雄「大富豪やりすぎちゃいました。」




大「ほんとハマってんね！俺もアプリ入れようかな。」




雄「有岡くんには負けないから。」




初めてのミュージカルは不安でいっぱいだし、何より監督の指導はいつも気まぐれで俺は振り回されてばかり。
今回のライブも今までとはかなり違った演出があって覚えるのに一苦労。楽しいけれど、かなり疲れてきた……。




でもみんなも頑張ってるし俺だけ休みたい！なんて言えないから、自分をふるいたたせている。





侑「大ちゃん、ここの演出なんだけど、ちょっと変更したいなって涼介と相談してて」





大「どこ？……ああ、そこね、うんもうちょっと煌びやかにしたいなって俺も思っててさ、振付師さんと相談してたんだ。」




また変更か……うわあ覚えることいっぱいだ。




2人の話を盗み聞きしてると、薮くんが俺を小突いた。




宏「雄也、俺たち早く覚えねーとさ、間に合わなくね？」




雄「薮くんより早く覚えられるし。」




宏「お前なんで俺より若いみたいな感じだすんだよ！ほぼほぼ生まれた日同じだかんな！」




慧「そこ張り合わないでくださーい。」

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