ハロー、ボーイ part2

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雄也 side




光「雄也ーっ、

今日はこのくらいにしよっか。どう？セリフは」





1通りの動きをやった後、セリフを合わせたりした。





…でもな。光くん、ほとんど台本見ないで言えてる。





雄「まだいまいち…動き入れるとぶっとんじゃう。」





光「そっか。

明日ラジオだろ？まだ日にちあるし、ゆっくり休みなよ。」





雄「……休んでる暇なんてないよ」





光「ん？なんか言った？」





雄「ううん、なんでもない。


じゃあおつかれ。」





光「おう、おつかれ。」








家に着いたのはもう夜遅い頃。
テキトーに飯食って、ソファに座り台本を読む。





雄「…っ」





全然頭に入んないや。
俺、やっぱダメかな。






ここ最近見る夢は、決まってセリフを忘れるやつ。
周囲の目が怖くて飛び起きる。





セリフ覚えられないし、明日ラジオだから寝なきゃいけないし、でも寝たらまたあの夢を見る。





雄「もー、やだ。」





そう呟いてソファに倒れ込んだまま、眠ってしまい、
またあの夢を見て飛び起きた。





何回、起きて、寝てを繰り返したんだろう。
またほとんど眠れないまま朝を迎えて、




重い身体を引きずって支度を始めた。

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