ハロー、ボーイ part2

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慧 side



大「今日カラオケ行こうよ！」



放課後、

クラスは違うけれどまた集まる仲良し5人組。



光「俺も行きたい！
大ちゃんスクールデイズ、デュエットでやろ！」



大「やりたいやりたい！！」



宏「俺も今日生徒会の仕事ないからいいよ。」




慧「俺もいいよ〜。

高木は〜？」




どこか遠くを見つめてぼーっとしてる高木。




慧「高木？」




雄「…あっ、ごめ。今日バイト。4人で行ってきて。」




大「ええ！つまんな！高木に童謡歌わせたかった！」




雄「またこんど笑

じゃね。」




小走りして俺達の前からいなくなる高木。




宏「…あいつ、今日はバイト無いはずなんだけど…」



慧「急に入ったとか…？」



宏「うーん…分かんねえ」




教室でその話は終わったけれど、



カラオケの帰り、俺は一人、道端に座り込んでる高木を見つける。



しかもビショビショ。



慧「高木っ！？また喧嘩したの！？」




捲ったワイシャツの袖からアザがいくつも見えた。


その傷に触れようとするとバシッと手を叩かれる俺。




雄「触んじゃねえよ…」




慧「はっ？俺お前のこと心配しt」




雄「心配しなくていいから！！」





フラリと立ち上がった高木は、俺を悲しい目で見つめる。




…てか、なんでそんなに濡れてんだよ。




水分を含んだシャツは肌に張り付いて。
髪の先からポタポタと滴がこぼれた。




慧「高木…俺たちに話せないの？」




高木は何も答えてくれなかった。

3→←怖い〜BEST〜

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