ハロー、ボーイ part2

怖い〜BEST〜 ページ11

すいか様リク

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学パロ設定

BEST高校3年生

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慧 side




目の前で誰かが虐められていたら、
すぐに駆け寄って助けてあげる。




それが出来なければ他の誰かに相談する。





…そんなの模範解答に過ぎない。

結局ほとんどが傍観者。





その中で、「ほとんど」に入らなかったアイツ…




高木…は誰にも相談せず、
虐められていたクラスメイトを助けた。




でも、その代わりに高木が酷い目に遭うことになった。



見た目はチャラいのに本当はとっても優しい。
優しい高木は傍観者で済まなかった。



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光「雄也、また喧嘩したの？」



学校の屋上。

仲良し5人組で昼飯を食べていた時、
光が高木の頬についていた絆創膏のことを聞いた。




雄「ん…まあね。」



宏「久々じゃね？雄也が喧嘩とか。」



大「確かに！
高木最近髪色戻して大人しかったじゃん。」



一年前は茶色の長髪を揺らして、他校のやつらと喧嘩に明け暮れる日々だった高木は、
卒業というのもあるのかもしれないけど落ち着いた。



雄「…ごちそうさま。

俺先戻ってるね。」



素早く昼食を終えた高木は、俺たちを残して行ってしまう。




宏「なんか今日冷たいなー。」



光「課題終わってないんじゃない？」



大「高木が変に冷たいのは前からでしょ。」




慧「…そうかなあ」





「前から」って言葉で終わらせていいのかな？


なんだか嫌な予感がして白米を口いっぱいに頬張った。

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