ハロー、ボーイ

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涼介 side





涼「きっと二人なら許してくれるよ。



あの二人だよ？ケロッとしてるって。」





雄「そう…かな…」





ほんとにケロッとしてるかどうかは分らないけど、
こーゆう嘘も必要な気がする。





過呼吸を起こしたせいか少しぐったりしているようにも見える。





表情も暗いし俺が明るくさせなきゃと思った。





涼「大丈夫だよ。



楽屋戻って皆に謝ろう？俺もいるから。」






雄「う…うん」







熱い背中を支え、雄也とゆっくり楽屋に戻る。








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大「高木…！」





楽屋に入るとすぐに大ちゃんが雄也を呼んだ。





雄也は俺より少し後ろに下がって俯いている。





涼(雄也、大丈夫だよ)




そっと囁くと雄也はゆっくり顔を上げた。






雄「…た、体調悪いの隠しててごめん…



…あ、有岡くん、伊野尾くん、なんにも…悪くないのに怒ってごめん…




ちゃんとごまかせなくて、恥ずかしかった…
またみんなに迷惑かけると思ったら嫌で嫌でしかたがなかった…



ごめんなさい…ごめんなさい…」





零れおちそうなほど涙を溜めながら雄也は頭を下げた。

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