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別れ ページ5
引き続きエースside
其れから一週間、紫蘭は山に居てくれた
その間、俺はなんとなく恥ずかしい気をしながらも甘える事を覚えた
ルフィがバカなことをして、それを笑ったり呆れたりしながら見て、サボがルフィを宥めて…ふと紫蘭と目が合って、頭を撫でられる
そんな穏やかな一週間が過ぎて…
今日、紫蘭はこの山を出る
もともと紫蘭は旅人だから、また旅に出るのは当たり前の事だ
なのに、胸のあたりがぽっかり空いた様な気持ちになる
行って欲しくないと、思ったんだ
なのに
『君達が海賊になるなら、またあえますよ
海は繋がっているんです、またいつか会った時は、君達の冒険譚を聞かせて下さいね』
そんなことをいわれたら、引き止められないじゃないか…
そんな俺にしては珍しいほど弱気な感情を覚えながら、山を降りる紫蘭を見送った
一週間のうちに何度か手合わせをしているから、紫蘭の強さは知っているし、今の俺達じゃ歯が立たないくらい強いのも分かっている
けれど心配になるし、凄く寂しい気持ちになる
だから、早く強くなって、紫蘭を探す事にした
海賊をやるにも強いほうが良いし、いつか会えた時に自慢できるくらいの冒険をする為に、3人で鍛えるんだ
……とにかくルフィは自分の攻撃で転けないようにしろ‼ まずはそこからだ‼
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作者名：テア． | 作成日時：2017年12月11日 20時
