【ONE PIECE】空を行く旅人 (ページ27)

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墜落事故ページ27

ストライカーの調子を大体整え終わった

…何か街が騒がしい

「海賊」「逃した」「海軍」「麦わら」「白ひげ」…

…エース君が何かやらかしたんでしょうか

あ、こっちに戻ってきますね

『エース君、何の騒ぎです？』

「ルフィがいたんだ‼アイツの船に乗るから出してくれ‼」

そう言うとエース君はツークフォーゲルに飛び乗りました

『ルフィ君が居たんですか、了解です
飛ばすので、ちゃんと捕まって下さいよ？』

「おう‼」

再びミニキャラ化したストライカーと工具を座席部内の荷物入れに入れ、ツークフォーゲルを操作する

海の方に飛んで行くと小さな海賊船を見つけた

麦わら帽子を被ったドクロ…あれですね

大体上空まで来ましたが、動いている船の側に着水するのは波が怖いですからね、下手すると転覆する…

何処かに泊まってからにし…

「着いたな‼ちょっと行ってくる‼」

『え？あっちょっと‼』

［は⁈］

「隊長⁈」

「よっと」

なんて事でしょう、エース君が飛び降りてしまいました

エース君の事ですから、怪我はしないと思いますが、問題はこっち

エース君が急に飛び降りた所為で機体がバランスを崩した

…なんて事してくれたんですか‼

『ツークフォーゲル‼』

［無理だ紫蘭、落下する］

『せめてもう少し‼』

［ズレて着水しても、転覆するぞ］

「隊長のバカー‼なんて事してんだ‼」

海に落下したらそれこそ危険です‼私だって能力者なんですよ⁉

フォー君とストライカーと共に沈みます‼

ひゅるるる、と嫌な音と共に落ちる感じがします

このままだとヤバイ…と思った瞬間、走馬灯のように頭に浮かんだ記憶…

『っ…〈ウーシア・モンスターロープ〉‼』

ー帆船は、ロープの化け物

そう考えれば、こいつも“お仲間”だろう？ー

下にあった船のロープ達が集まり、絡み…一つの“モンスター”になる

モンスターロープがツークフォーゲルを受け止め、甲板に降ろす

急に能力を使って荒れた息のまま、紫蘭はモンスターロープに向き直った

『ありがとう…』

モンスターロープはその言葉を皮切りにロープに戻り、元の場所に戻っていった

「し、紫蘭？無事か…？」

『エース君…』

甲板についた事で気が抜けた紫蘭とツークフォーゲル、ストライカーの元に、恐らく原因を理解していないエースが近寄る

そして

『…エース君は一体何度私を海に落としかければ気が済むんです⁉』

特大の雷が落ちた