『エース君…』「事故った悪い」 ページ23
なんと無くサッチさんに呼ばれた気がした日から更に数日経った
今はグランドライン前半〔楽園〕の海上にいる
…レッドラインはどうしたかって？
…新世界の空島からレッドライン…聖地マリージョア上空を突っ切って来たんですよ
雲海が切れかかった時は流石にヒヤヒヤしました、天竜人の都の真上を飛んでいるんですから
世界政府にバレたら、確実に賞金首になりますね
一応変装はしていましたけど、バレなくて良かったです
…まあ、はい、そんな訳でですね
魚人島、私は行けないんですよ…
何せフォー君を信頼出来ない人に見せる訳にはいかないので、下手にコーティングも頼めないんです
そもそも空気が限られるシャボンコーティングでは、エンジンをかけられるかさえわからないので、試す気はないですけど
まあ話を戻しまして、今はグランドライン前半にいる訳ですよ
なのに、なんで此処に居るんですかね？
…エース君…
ストライカー？と言いましたっけ、其れに乗って此方に向かってくる、笑顔のエース君が居ます
なんでわざわざ新世界から来たのかと考えながら取り敢えず手を振っていると、エース君はどんどん近づいて来ます
どんどん…どんどん…いやちょっと待って下さい⁈
せめてスピードを下げて下さっ…遅かったか
今の状況・エース君のストライカーがツークフォーゲルに衝突しました
【悲報】ストライカーから変な煙が出てきました
…これ、壊れましたね
因みにフォー君は少しバランスを崩しましたが持ち直しました
機体が少し凹んでますが、主要機関に影響は無いみたいです(フォー君からの説明)
「すまん紫蘭‼ぶつける気は無かったんだ‼」
［俺に謝れ］←普通の付喪神状態なのでエース君には聞こえません
『いえまぁ…事故なら仕方ないですけど、大丈夫です？ストライカー沈んでますよ？』
「え？…うわあ⁈」
『え…ちょっと、待って下さい⁈』
［うわ、ちょっと待てバカ‼］←聞こえてません
ストライカーが沈んでいる事に気がついたエース君がフォー君の上に飛び乗ろうとした
そうなれば当然、ツークフォーゲルはバランスを崩し…
『っ…〈ウーシア・ウォーターゴーレム〉‼』
紫蘭の技の一つ、ウーシア(実体化)により海水がウォーターゴーレムになり、なんとか転覆する事は無かった
「お…おお…」
［紫蘭‼力を使いすぎだ‼］
『はあ、はあ…ちょっと…休憩します…エース君は…そちら側に…座って下さい…』
「お、おい⁈」
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作者名：テア． | 作成日時：2017年12月11日 20時
