ダーリン。Shori.S

darling９ ページ9

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「クリスマスまで一人なん。」




『うるさい。』




朝起きると､


廉が今どきのかっこいい格好をしていた。





『・・・・彼女と。』




「クリスマスはそういうもんやからな。

・・・・姉ちゃんもさ、』





そういうと廉は、


言葉をつまらせた。





『ん？なに？』





「絶対馬鹿にすんなよ！？」




『なにも馬鹿にしてないじゃん！』




ためらいながら廉は、一言いった。





「・・・・クリスマスなんやからさ、
わがままもいってええんちゃう？」





『・・・・・。』





「今、絶対馬鹿にしてるやん！

やから言うん嫌やったんやんけ！｣




顔を真っ赤にして廉は、

家を出ていった。








わがままをいっていい・・・？


あたしが勝利くんにってこと？




｢これ以上迷惑かけたら、

ほんとに嫌われるっつーの・・・｡｣




そういいながら

もう一度ベッドに潜り込んだ。










ねぇサンタさん？




もし願い事が叶うのなら、







勝利くんに会いたいです。






そんなことを思いながら眠りについた。




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