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襲撃 ページ11

今日は色々なことがあって、もう夜になっている。



メイドが出て行き、一人になった部屋の窓辺に私は腰掛けた。



穏やかな街並みと静かな海を眺めていると、なんだか不思議なくらい心が落ち着いてくる。



例の海賊はうまく逃げ切ることが出来ただろうか?


そんなことを考えていると次第に外が段々うるさくなってきた。



「?何かしら…?」



ドーン…!ドーン!



見ると、一隻の船が港に泊まって大砲を使い、街を攻撃しているではないか。



不味い…。この街はかなり小振りだからやられるのも時間の問題だ。



おそらくあれは海賊。でもだとしたら、目的は…。



目線を窓の外に移せば、もう既に船から下りた海賊達が街を襲撃しながらこの家に向かってきている。



速い。逃げなきゃ。



私はエリザベスを呼びに隣りの部屋へ走った。



「エリザベス…!エリザベス!!」



「なあに?一体どうしたのよ?」



「海賊。海賊がこの街を襲撃しに来たの。もうこの屋敷にも向かって来てる!」



「なんですって!?」



ことの状況を説明するとエリザベスは血相を変えた。



私は海賊の足止めになる仕掛けをしようと階段を駆け下り、玄関へ向おうとしていると玄関をノックする音がした。



「開けないで!」



「こんばんは。」


一足遅かったようで、使用人がドアを開けると入ってきた海賊に撃ち殺された。



「キャー!!」



エリザベスは恐怖のあまり悲鳴をあげている。



その後、一階の部屋に追い詰められた私達はエリザベスはクローゼットの中に。私は窓の外に。という具合に別々に隠れたが追ってきた海賊はエリザベスだけを見つけた。



エリザベスは海賊に交渉を取り付けると連れて行かれたが私は影から見ている事しか出来なかった。



エリザベスが連れていかれると街は急に平静を取り戻し、海賊達も攻撃を止めて退散して行った。



直ぐに服を動きやすいものに着替えて助けに行こうとするがどうすればいいかも解らない。



結局、被害の残る街を自分の無力さを痛感しながら歩いていると偶然鍛冶屋に合った。




「!Ms.シャネル!!ご無事で何よりです。今伺おうと…」



「エリザベスが攫われたの。さっきの騒動で、海賊に。」



私は事の重大さの余り鍛冶屋の言葉を遮った。



「助けに行かなきゃ…!」



「でもどうするの?」



「…良い方法があります。」



夜が明けて、私達は海軍の牢屋に向かった。

地下牢の海賊→←無作法



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Caesar(プロフ) - ティコ。さん» 返信遅れて本当にすみません!!m(_ _)m面白いという御言葉すっごくありがたいです!!ありがとうございます!!!更新頑張りますね! (2018年3月1日 19時) (レス) id: 0b14e887c8 (このIDを非表示/違反報告)
ティコ。(プロフ) - めっちゃ面白いです!!更新頑張ってください!あと、1つ質問なのですが、名前は固定ですか? (2018年2月28日 12時) (レス) id: e878cfb355 (このIDを非表示/違反報告)
ダージリン(プロフ) - むらなかさん» 追記:本当にありがとうございます! (2017年8月7日 21時) (レス) id: 85ba8e2866 (このIDを非表示/違反報告)
ダージリン(プロフ) - むらなかさん» あれ見たらファンになっちゃいますよね!その気持ち凄く共感できます!! (2017年8月7日 19時) (レス) id: 85ba8e2866 (このIDを非表示/違反報告)
むらなか(プロフ) - 私もパイレーツファンでいつも楽しく読ませていただいてます。更新楽しみにしてます!笑笑 (2017年8月7日 17時) (レス) id: ce8b8b5d42 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ダージリン x他1人 | 作成日時:2017年7月1日 15時

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