探偵社の妹分はヒーロー科に行くそうです。 (ページ2)

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依頼ページ2

Aside
社「A。」
夢「はーい、何ですか～社長～。」
社「Aには雄英高校に行って貰いたい。」
夢「はーい、……ってえぇぇぇえ！！！？」
はい！皆さん初めまして。若草 Aといいます。
たった今社長の口から爆弾が投下されました。
夢「な、何故ですか？社長」
社「それは…「僕の依頼さ！」
夢「きゃあっ！鼠！」
何故か服を着た鼠が話に割って入ってきた。ていうか鼠って喋る物だっけ！？と思い、ガタガタ震えて社長の着物の袖を引っ掴んでいると
社「此方は此度の依頼人の雄英高校校長の根津殿だ。」
と言われた。あれ？校長って鼠が務めるものだっけ？
根「そうさ！今回は生徒たちの護衛をお願いしたくてね。此処に来た訳さ！」
護衛？待って。確か雄英高校ってヒーロー科が有名でプロヒーロー達が教師をしてるんじゃなかったっけ？
夢「し、失礼ですが、雄英高校はプロヒーローの方々が教師をなさっていると伺っております。護衛の必要性を感じ無いのですが……」
根「よく知っているね！だけど、最近敵の動きが活発化してきてね！その中に異能力者が居るという噂があるんだ！」
そう聞いて思わず目を見開く。
異能力者とは世界人口8割が「個性」という力を持つこの世の中でも稀有な「異能力」という力を持つ者の事であり、異能力は個性の上位互換とされている。
確かにその噂が本当ならプロヒーローなんて一たまりもない。
根「噂ではあるけれどね、もし本当だったら大変だ！
だから此処に依頼をしたのさ！」
夢「成る程。ご事情は分かりました。ですが社長、1つ聞いてもいいですか？」
社「どうした？」
夢「何故私なんですか？」
そう、それが不思議。私より強い人なんてこの探偵社では何人もいるし、どうせなら強い人の方がいいはずだよね。
社「此度の依頼では生徒として潜入してもらう事になるのだ。鏡花も賢治も現在長期任務に出ていて、それ以上となると皆二十歳を超えるのでな。」
……成る程。。そうなると私しか居ないのか。それに社長から直々に言われたんだ。聞かない訳にはいかないし……ハァ
夢「……分かりました。お受けいたします。」
根「本当かい！ありがとう！それじゃあこれからよろしくね！！」
夢「承りました。其れでは、私は仕事が御座いますので。」
そう言って頭を下げてから社長と根津校長から離れた。

だから、
社「先程の事呉々も頼む。」
根「勿論さ！」
そんな会話があった事は勿論知らない。