ほわいとらんぺいじ。3

◇ ページ10

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壱馬 side









「最近天気悪くてよく雨降っとるけど…もしまた雷がきたら俺が慎に魔法かけたげる」



慎「…魔法、？」



「そう、雷が嫌やなくなる魔法」



慎「何それ」



「…ん〜、魔法ってゆーか…慎の大切な人がこれ以上消えませんように、って俺が願うだけなんやけどね？もちろん慎のトラウマが消えるようにも願うけど」



慎「……かずにぃ、ありがと」







いつもの笑顔でお礼を言う慎。



その笑顔に救われてるんよな…と心の中で思った。







慎「かずにぃは消えないでね、絶対」



「…当たり前」



慎「約束して？」



「…ん、約束」







俺より少し小さな慎の小指を自分の小指で包み込み、心の中で願った。



…慎が辛い時は俺が絶対助けられるように。










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雷が嫌いで泣いてしまう慎くんを壱馬くんがあやす、というリクエストでした。

…あまりあやせてない気がします、すみません。



兄弟設定にしたのに特に意味はありません。笑

当初、BLというよりは兄弟の絆系みたいな感じになってしまっていたので壱馬さんが慎さんに対して恋慕している様子を追加しました。



ちなみに物語の中で明記していませんが、壱馬さんは高校1年生、慎さんは中学2年生という設定でした。

きっと中学生の頃の慎さんはまだあまり身長等成長していないかなと思って壱馬さんより少し小さい、という設定でもありました。





後日談はTwitter(@ldh_gr_d)まで。

学生らしい会話が読めるかも…？





作者のモチベ向上のため、評価等お願い致します。



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