ほわいとらんぺいじ。2

◆不器用でこそ俺ら。涼太 × 北人 ページ15

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マシュマロ リクエスト



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涼太 side









数「どしたんや、そんな暗い顔して」



「…え？暗い顔してます？俺」



数「北ちゃんに会えんくて寂しい〜！って感じやろ」



「…俺の真似したんだとしたら随分と似てないっすね、何年俺の隣にいるんすか」



数「きゃー！片寄くんったら！吉野くんに会えないからって、もぉー！」



「…一旦黙ってもらっていいっすか」







最近は本当に忙しい。



忙しいという言葉で表せないくらい忙しい。





…北人とは1ヶ月ぐらい会えてない。



あいつはあいつでドラマの撮影してるみたいだし、ツアーとかもあるみたいだし。





俺もGENEの仕事や個人の仕事でプライベートなんてありゃしない、みたいな時期が続いてばっかりで。







数「海青から連絡きたで？…北ちゃんのこと」



「え？」



数「最近ドラマやら雑誌の撮影やらで忙しくて涼太さんに会えなくて寂しがってます、やってさ」



「…そんなん俺やって寂しいわ」



数「ならそれをちゃんと北ちゃんに伝えなあかんで？…んで、続き」



「続き、？」



数「涼太さん、もう俺のことどうでも良くなったのかなって嘆いてます……どうでも良くなったんか？」



「いやどうでも良くなったわけじゃないすけど」



数「どーせ連絡も碌に取ってないんやろ？」







龍友くんの言葉が図星すぎて何も言い返すことができず。





元から頻繁に連絡を取るわけじゃなかったというのもあって、LINEを送るタイミングを見失い…電話も何だか恥ずかしくてできないままでいた。





それが北人を不安にさせていることぐらい分かってはいる。



…分かってはいるんだけど、忙しさを理由にして自分から避けてるのかもしれない。






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