ほわいとらんぺいじ。2

◆思い出すだけなら。樹 × 北人 ページ31

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さとみ様リクエスト

⚠️想うだけなら。伝えるだけなら。の続き



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北人 side









「まぁーすぅ、今日も可愛いねぇ」



樹「何しに来たんすか」



「…え？マースに会いに」



樹「嘘つけ、俺に会いに来たんでしょ？」



「…自意識過剰野郎め」







樹と付き合い始めて1ヶ月が過ぎた頃。



相変わらず俺は樹に対して素直になれない。





だって恥ずかしいんだもん。



ずっと…ほんとにずっと好きだった人とこうして恋人として一緒にいられる日が来るなんて昔の自分は思ってもなかったから。







今日は久しぶりの休日なわけで、マースに…まぁ厳密に？正しくは？樹に会いに来た。



樹の家にお邪魔してからずっとマースを触っていたら、いきなりマースが視界から消えた。







「あ、ちょっ…！」



樹「いくら何でも触り過ぎ、マースが嫌がってる」



「いーや、全然嫌がってなかった」



樹「…俺が嫌なの！」



「っ、…そんなどストレートに言わなくても」



樹「だってちゃんと言わなきゃ北人さんアホだから伝わんないじゃないですか」



「おい先輩をディスるな」



樹「ディスってないです、褒めてます」



「何処がだよ」







不覚にもキュンとしたのに、その後の言葉でそんな胸の締め付けも直ぐにおさまった。






樹「マース、ちょっと向こう行こうか」



「え、え、」



樹「いや何で北人さんが慌てるんすか」



「何でマース向こう行くの？」



樹「んー、邪魔されたくないから？」



「…何故に疑問形」



樹「まぁまぁ、マースとはまた後で遊びましょ」







すんごい無理矢理宥められた気しかしないが。



マースは少し向こうの部屋で休む(？)ということで。





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