ほわいとらんぺいじ。

◆先輩だからって容赦しない。慎 × 北人 ページ5

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うすりきこ様リクエスト

⚠️学生設定



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慎 side









拓「今日も帰り北人先輩のこと待つの？」



「当たり前」



昂「鬱陶しいって思われてるかもなのに？」



「北人先輩のこと好きだから」



龍「向こうにその気はなくても？」



「いつか絶対俺のこと好きになるし」







地元の男子校に入学してから早くも2ヶ月の時が経とうとしていた。



そして何と言っても、俺が北人先輩を好きになって2ヶ月が過ぎようとしている記念すべき時期でもある。







昂「北人先輩、いつも大体1人だったのに最近よく他の先輩と一緒にいるよね」



「…は？」



拓「あー、俺も見たわ…まこっちゃん可哀想とか思いながら」



龍「早くしないとその先輩に取られちゃうかもよ」



昂「ほんとにそうだよ！何てったってその人バリバリのイケメンだからね！？」



「…それテンション上げて言うこと？」



昂「言うこと」



拓「でも確かに昂秀の言う通りで、ほんとにその人イケメンだからもしかしたらもう北人先輩と付き合ってるかもしれないね」







その言葉を聞いた瞬間気持ちが萎えた。



萎えたというより意気消沈？的な？





北人先輩と同級生になりたかった。



何度そう思っても、何度そう願っても…俺はただの後輩、という北人先輩の俺に対してのレッテルは剥がれない。





いくら好きだと伝えても。



北人先輩は変わらず俺を後輩としてしか見ていない。



1人の男としてちゃんと見てほしいのに。





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