ほわいとらんぺいじ。

◇ ページ29

･





樹 side









「…まこっちゃん、聞いて？」



慎「…っ、何ですか」



「ごめん、俺まこっちゃんのこと不安にさせてたね…でももうそんな気持ちにさせないから」



慎「嘘だ…」



「嘘じゃないよ？約束する、まこっちゃんが望むことなら何でもしてあげるし…他のメンバーとも極力話さない、まこっちゃんのこと不安にさせるようなこともうしないから」



慎「…ほんとに良いの？重いからって離れてかない、？」



「離れない…俺はまこっちゃんといたい」







きっと彼は自分が俺のことを愛してる以上に、俺に自分のことを愛してほしかったんだと思う。





ただ少し重いだけで。



彼は変わってなんかいない、これが普通の愛し方と愛され方で。







慎「…樹さん、」



「ん？」



慎「もう何処にも行かないで…俺のことだけ考えて？絶対離れないで、俺だけ愛してほしい」



「うん、」



慎「壊れるぐらい、もっと…樹さんの全てを俺にぶつけて？」



「ほんとに全部？」



慎「全部」



「…後悔しない？前の樹さんが良かったって言ってきてももう遅いよ？」



慎「良い、俺はどんな樹さんも愛してるから」







そう言って微笑んだ彼を思い切り抱きしめた。







「まこっちゃんはね、俺のこと分かってないよ」



慎「…え？」



「俺さ、まこっちゃんよりもずっと重いと思う」



慎「そんなわけない」



「そんなわけあるんだよね…だってまこっちゃん知らないでしょ？」







俺がわざとまこっちゃんを狂わせるようなことしてるって。









----------------------------------------------------------



あお様、リクエストありがとうございました！

あまり上手く書けていなくてすみません…





このお話、まこっちゃんの愛が重い…ように見えますが実は樹さんの方が重いんです。



詳しくはTwitterに載せますが、簡単に言うと樹さんはわざとまこっちゃんを狂わせるようなことをしてるんですよね。

(いっちゃんの最後のセリフそのままじゃん、と思った方…正解です。笑)



至って普通の愛し方…

皆様の「普通」はどんな「普通」ですか？





後日談、裏話はTwitter(@ldh_gr_d)に載せます。

あまり上手く説明できないかもしれませんが、なるべく詳しくこのお話の内容をお伝えできたら…と思います。



それでは、また次回のお話で！



----------------------------------------------------------





･

◆気付けよ、バカ。樹 × 海青→←◇

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す