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保「大丈夫!?」
教室が騒然としていた時、保健室の先生が来た。
…誰かが呼んでくれたんだ。
保「とりあえず保健室まで運ぶねー?歩けそう?」
その言葉に軽く頷いた。
保「分かった、もたれていいからゆっくり歩こうね」
サ「私も着いていきます!」
保「ありがと、先生と反対側の肩持ってあげて」
サ「分かりました!」
そうして時間がかかったが、保健室の先生とサヤによって一階の保健室まで運ばれた。
保「ベッドの周り囲っておくからしばらく休んでてね」
「…はい、ありがとうございます」
保健室に着いてベッドに横になった時には過呼吸は治っていた。
目を閉じるけど眠りにつけない。
落ち着かない。
やっと眠気が私を襲ってきた時、身体が急に重くなって心臓が締め付けられるような感覚に陥った。
…金縛りだ。
最近は金縛りになってなかったのに。
どうして今日…
「Aなんて…」
「消えろ」
「死ねばいいのに」
「気持ち悪」
「顔見たくない」
そんな声が聞こえてきた。
目の前は真っ暗で、横には誰もいないはずなのに声が聞こえる。
誰の声かは分からない。
少し声が曇って聞こえているから…
でも、最後の最後…眠りにつく前に聞こえた声の主は私が良く知っている人だった。
慎「Aちゃんなんて要らない」
その言葉が私の胸に突き刺さったのと同時に今度こそ浅い眠りについた。
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Daphnee(プロフ) - なぎささん» コメントありがとうございます!嬉しいです、頑張ります( ; ; ) (2021年8月19日 21時) (レス) id: 90489b824e (このIDを非表示/違反報告)
なぎさ(プロフ) - お話し読ませていただいてます続きも楽しみにしてます頑張ってください(^_^) (2021年8月18日 21時) (レス) id: 090abd2e63 (このIDを非表示/違反報告)
Daphnee(プロフ) - つくよみさん» ありがとうございます、毎日を楽しめるように手術頑張ってきます!これからもお話楽しみにしていて下さい( . .)" (2021年8月7日 13時) (レス) id: 90489b824e (このIDを非表示/違反報告)
Daphnee(プロフ) - あーちゃんさん» ありがとうございます( ; ; )麻酔とかしたことなくて不安でいっぱいですが1週間後を想像して乗り越えます!頑張ります! (2021年8月7日 13時) (レス) id: 90489b824e (このIDを非表示/違反報告)
つくよみ(プロフ) - 自分の気持ちが楽になって、楽しい毎日が送れるなら素敵な事だと思います。キラキラな毎日を楽しみに、術後を乗り越えて!お話、いつも楽しみにしています。 (2021年8月7日 3時) (レス) id: 23a26f7d22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Daphnee x他1人 | 作成日時:2021年7月31日 20時