Next To You【長谷川慎】2

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2時間目と3時間目の間の休み時間、5組の前まで来たけど慎くんの姿が見つからない。





誰かに声をかける勇気は出なかった。



仕方なく帰ろうとしたら、後ろから藤原くんに声をかけられた。







樹「天野さんこんなとこで何してんの？」



「…慎くんに話したいことがあって」



樹「あー、慎今担任の先生に捕まってる」



「…今は無理そう？」



樹「どうだろう、職員室まで行ってみないと分かんない」



「…そっか、ならまた来るね」



樹「急用？」



「そんな感じ」



樹「珍しいね、天野さんが慎に会いに来るって」



「…変かな」







私がそう言うと少し驚いた顔をした。





やっぱり変なんだ…



気持ち悪いよね、こんな私。







樹「変じゃないよ、慎喜ぶと思う」



「…お世辞ありがとう」



樹「俺お世辞言うような人じゃないから」



「……確かに」



樹「何その反応ちょっと傷付いた」



「え、ごめん」



樹「嘘々、全然傷付いてないから笑」



「それもそれでどうかと思う」



樹「うわひど」







なんだかんだで藤原くんとは普通に話せてる。



慎くんの友達だから、かな。







樹「…っていうかその首どした？」



「あ、…まぁちょっと」



樹「慎それ知ってんの？」



「…うん」



樹「そ、なら良いか」





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