深呼吸 ページ9
智side
智「はぁ、はぁ」
Aの部屋に行ったけど
インターホン押してもいる気配なかった
だからバイトかもって外に出て
こういう時、車持ってたらなぁなんて思いながら
今1人で夜道を走ってる
ぼんやり照らされてる横断歩道が見えてきた時
反対側で2人の人影が赤信号を待ってるのが見えた
暫く会ってなくてもすぐ分かる
でも分かった瞬間に
反射で近くの物陰に隠れてしまった
いやだって流石に誰かといる時に話しかけるのはあれだし、、
隣にいる背が高い彼は
多分前に言ってたバイト仲間の子だろうと思うけど
分かってても何だか胸がざわつく
そんな事考えてるうちに信号は青に変わったみたいで
俺のすぐ横をAが通り過ぎた
大丈夫
結果がどうであれ、ちゃんと言おう
がんばれ、俺
智「A！」
久しぶりに名前を呼ぶと
少し遠い位置でAが振り向く
A「智さん？」
智「ごめん、急に」
智「ちょっと話したいことがあって来た」
驚いたような顔をしているAが
近くまで歩いてくる
A「今日は、、変装してないんですね」
智「え、あー、、、忘れてた」
A「忘れてたって笑」
あ、笑った
笑顔見たのいつぶりだろう
それに俺も久々に自然と笑ったかも
なんか気持ちが和らいだ気がする
言える
今なら言える
そう思っていつもより少し多めに息を吸い込んだ
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まうお（真魚）(プロフ) - Yukari紫さん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです〜（ ; ; ）続編も更新していきます！！ (2020年3月29日 10時) (
レス) id: b35886baa6 (このIDを非表示/違反報告)
Yukari紫(プロフ) - 続編読みたいです！まうお。さんが作る2人のふわふわな幸せな雰囲気が大好きです！ (2020年3月29日 0時) (レス) id: 560ee91df0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まうお。（真魚） | 作成日時：2020年3月4日 2時
