とある令嬢は愛されたい【石上優】 (ページ9)

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ストーカー？ページ9

石上side
結局Aの英国紳士なりたがりは教室まで続いた。ほとんどが空回りだったけど。Aは終始楽しそうだったけどそれを良しとしない人たちもいるわけで。

「Aちゃん！なんで石上なんかと一緒にいるの？」

『なんでって…なんででしょうか？別に一緒にいるのに理由もいらないですし』

「なっ…ダメだよ石上なんかと一緒にいちゃ！だってこいつ元ストーカーなんだよ？」

『ストーカー？』

「Aちゃんは知らないかもだけど、こいつ中等部の時彼氏持ちの子ストーカーした上に彼氏のこと殴って問題になったんだよ！」

頼んでもないのにペラペラと…。まあこれでAが僕にかまうのも終わりかな。

『…そうだったんですか。まあ今は私が優くんのストーカーみたいなものですし！ストーカー仲間ですね優くん！』

石「バカなの⁉そもそもこんな堂々としたストーカーいてたまるかよ！」

「Aちゃんが石上のストーカー…？」

石「違うから！」

『あ！優くん私いいこと思いつきました！』

石「お前はもう喋んな…」

先生「お前らどうした？HR始めるから席つけー」

石「…はぁ」

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石「ちなみにいいこと思いついたってなんだったの？」

『私が優くんのストーカーをして、優くんが私のストーカーをすれば全部解決すると思うんです！』

石「…ほんとバカ…」