Daily youth. 2

◎遅刻 ページ25

リハでい。

最近は一日中リハやってる事が多くて、今日もそんな日。

みんなダンス脳になりすぎて倒れなきゃいいけど、、。(笑)




LIKIYA「昂秀まだだよね？」

海青「来てないっす」




陣さんからA連絡入れてやってーとお決まりのセリフが飛んでくる。

翔平さん、昂秀の遅刻連絡担当は私です。押し付けられたんだけどね、お兄さんに。(山彰さん)





昂秀いまどこ？


遅刻だよ





そう送ってしばらく待つも返信どころか既読もつかない。


あいつ、、、まだ寝てたりする、、？






山彰「返信きた？」

『それが既読もつかなくて、』

翔平「うひょひょひょ、寝てますね！」





全員がはあと大きなため息を落とす。

あのぽんこつヤロー、、、



今年に入って何回私家行ったよ、、(笑)






『行ってきますねー、、』

樹「俺も行く」

陣「残念いっちゃん今から健太とバンドメンバーさんとギター合わせです」






うーわ、まじか、と小さい声で零す樹さん。

ふふっと笑って、樹さん自慢の腹筋をポンポンと叩いて行ってきますねといえば、

気をつけてねって頭を撫でられる。






ランペイジは心配性が多くて困ります。(笑)









ピンポーン


インターホンを押しても案の定開かないので、

昂秀に教えて貰ってる番号を押して中に入る。



なんなら合鍵持ってるよ私。
彼女かよ。

ただの目覚まし係ですよ、、。この扱い何って毎日思うけどね。(笑)






その合鍵を使って中に入って寝室のドアを開けると案の定ぐっすり眠ってる昂秀が。



壱馬さんと海青さん、寮時代超手こずってたもんなあ、(笑)




寝ても顔は整ってる昂秀のほっぺを人差し指でぐいと突く。






『たかひでー！遅刻！起きて』

昂秀「んん、」

『んん、じゃなくて、遅刻だって、、、』




んっと思いっきり手首を掴まれて、ベットに連れ込まれる私。


待って、何この状況、、寝ぼけてる？？






昂秀「もうちょっと、、」

『子供か。起きてリハ始まってる』




ぎゅーーっと力強く抱きしめられる。

昂秀普段はこんなことしないから、可愛いなあなんて思っちゃうあたり私は同い年に弱いと思う。






『たかひでくーん、山彰さんに怒られるよ？』

昂秀「、、」

『ちょっと、昂秀！寝ないで！起きて！』






喋らなくなってしまった昂秀のほっぺを包み込んで、両手の親指で目を無理やり開けさせた。





『昂秀！遅刻！』

昂秀「、、えっ！？」



ようやく今の状況に気づいたみたい、(笑)

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