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おもったよりもマイナスな言葉だったせいで少しショックだった。



「貶してるんじゃなくて、

例えば何か作るにあたっての技法とか無視して我流で通す辺りとかさ

まあ最初会った時は生意気だったからそう思うだけかもしんねーな?」


「いやほんとに、その節は申し訳ありません…」


「俺がちょっと指摘した時に”私が作ったものなので間違いはありません”って言った時はびっくりした」


「忘れてください」



はははとわらう常田さん。
誰かに声をかけてもらうのも、共同制作も初めてで自分の個性を潰されて利用されるのが怖かっただけだが、まあなんと生意気な女だったんだろうと思う。



「Aちゃんのそう言うの、すげー刺さった。
尖ってんのも良かったけど、いつの間にか丸くなっちまったから寂しいわ」


「常田さんが私の作品を大事に守ってくれてたんで、信頼しました」


「しかも尖ってる時期長かったせいであんまこうやって喋れなかったしな笑

今こうやって話せて嬉しいわ、俺」


「…常田さん、」


「ん?」


「私常田さんに声かけてもらって、数ヶ月前にアルバム出てから反響すごくて、初めて自分の作品が知れ渡って感動したんです

常田さんは私を知らない世界に連れていってくれるな…って…思って…その、

ツアーが終わっちゃって、私の今回の仕事終わってしまったけど、また一緒にお仕事したい、です、」



勇気を振り絞って言った。途中から常田さんの顔は見れなくなって目を瞑ってしまったけど、これでお別れなんて悲しい。



「…そうだよなあ、俺もちょっとAちゃんに関して完全燃焼しきれてないというか。

でもAちゃん、まだまだこれから伸びると思うんだ」


彼の言いたいことは分かった。
私自身がまだ彼が思うには少し未熟で、完成していないのだ。だから、きっと自分で結果を残してみて欲しいんだ。


「待ってていい?Aちゃん」


「…はい、私の事忘れさせないぐらい活躍してきます」


そう言うと、常田さんは満足気に笑って私の頭にポンと手を置いた。


「でもAちゃんの事見つけたのは俺だから
そこは誰にも譲らねー、他のやつに取られんじゃねえぞ」



当たり前だ。この人の描く世界で生きていたいと思ったから私はこんなに頑張れたのだから。


もちろんです、と応えると頭を撫でてくれた。

人気者の常田さんはその後すぐにみんなの元へ戻ってしまった。私もすぐに残ったお酒を飲み干して後を追うように戻っていった。

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(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ 応援してます٩(^‿^)۶ (2月5日 2時) (レス) @page12 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なーご | 作成日時:2024年1月30日 4時

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