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聞いてみれば、大希さんと飲んでるからこれから来ないかとの事だった。

お昼に会った時にも誘われたと話すと、事情は聞いていたけど大希さんがお手洗いに行ったタイミングで勝手にリベンジしたらしい。



「怒られますよ?」


「大丈夫、大希Aちゃんのこと大好きだから」



またまた〜と軽く受け流した。
洗濯して干してある乾いたTシャツを適当に取って、さっと部屋着に着替えた。井口さんには悪いけれど、断った手前井口さんが誘ったら来たなんて失礼だろうし、と食べかけの夜ご飯を片付けはじめた。



「頼むよ〜」

「でも近いうちに3人でご飯行こうって」

「今日、お願い…!」

「うーん…」


悩みながら冷めたご飯にラップをしていると、井口さんの「やべっ」という声が聞こえてきた。大希さんが席へ帰ってきたみたいだった。

あまりよく聞こえないけれど、数秒して電話相手が私だとバレてやっぱり少し怒られているようだった。そんなふたりが微笑ましくて笑っていると「変われ」という低い声が聞こえた。


「もしもし」

「あら大希さん、こんばんは」

「わりい、こいつ酔ってるわ」

「井口さんの事寂しくさせちゃダメですよ」


「そうやな」と笑う大希さんも、ほんの少しだけお酒が回っているように感じた。


「本当は行きたいんですけどね」

「気遣わなくていい」

「本音ですよ。ほんとみんなに...大希さんに会いたいです」


大希さんの声を聞くと、なんだか寂しくなってついそんな本音を呟いてしまった。

お昼断った時、勘のいい大希さんなら私が彼氏のことを気にしてることだってお見通しだったと思う。だから次井口さんを交えて誘ってくれた訳だし。

しばらくの沈黙の後、大希さんが静かに言った。



「来いよ」



ラップをかける手が止まった。予想外というより、本当はこうやって二つ返事しか出来ないように誘ってほしかったのかもしれない。大希さんはやっぱり、いつも私に欲しかった言葉をくれる。

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(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ 応援してます٩(^‿^)۶ (2月5日 2時) (レス) @page12 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なーご | 作成日時:2024年1月30日 4時

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