035 ページ35
.
.
.
「 知念、くん。 」
知「 あ、えっと、ぼく邪魔でしたよね、あはは。
じゃあ、僕は先に帰るから涼介は先輩のこと家まで送ってあげてよ。 」
「 あ、ちね…っ。 」
逃げるように立ち去った知念くん。
追いかけようと思ったけど、山田の腕が私を離さない。
山「 帰りましょ、送ります。 」
いつもと全く違う山田の様子に
何故か落ち着かなくて。
山田に引っ張られるがまま、歩き出す私。
「 …山田、私の家こっちだ。 」
うん、このムードすべてぶち壊しにするけど道間違ってるんだ…。
山「 引きました？ 嫌いになりました？ 」
「 なにが？ 」
繋いだままの手。
きっと周りから見たら恋人とかに見えるんだろう。
付き合ってるわけねえだろ、ばーか。
心の中でそう思っておこう。
山「 ほんとの俺。 」
「 別に人それぞれじゃない？性格なんて。
私は今のままの山田が好きだよ。 」
山「 …じゃあ、先輩。」
「 付き合わねえよ。 」
山「 まだ、俺諦めませんから。 」
「 おうおう、何度でも断ってやるよ。 」
そんな話をしているとちょうど家に着いた。
山「 ここが先輩の家か〜。
じゃあ、将来はここであんなことやこんなことを。 」
「 うん、一回地獄に突き落とそうか。 」
山「 その時は先輩も道連れです。 」
なんて、いつも通り笑う山田。
「 あのね、キスしたことまだ許してないから。 」
山「 俺、キスしたこと後悔なんてしてませんから。 」
「 帰る。 」
山「 じゃあ、明日 」
「 迎えにくるな。 」
山「 ケチですね。 」
「 美少女天使とか知ってる。 」
そう言って玄関のドアを閉めた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 105人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さらり(プロフ) - みるくれーぷさん» コメントありがとうございます。返信遅くなって申し訳ありません。。わわ、そんなことを言っていただいてほんとに光栄です！これからも引き続き読んでくださると有難いなと思います ^^ (2017年8月6日 22時) (
レス) id: 177aa72796 (このIDを非表示/違反報告)
さらり(プロフ) - い ち ご み る くさん» わわ、コメントありがとうございます。返信遅くなって申し訳ないです。。移行しますが引き続き読んでくださると有難いなと思います。^^ (2017年8月6日 22時) (レス) id: 177aa72796 (このIDを非表示/違反報告)
みるくれーぷ(プロフ) - 更新お疲れ様です！！！ ほんとにこの作品大好きなんです！！！笑笑 これからも応援してます！ (2017年5月29日 1時) (レス) id: 5c79df9b91 (このIDを非表示/違反報告)
い ち ご み る く(プロフ) - 凄く面白かったです^^ 更新楽しみにしています！ 作者さんのペースでゆっくり頑張って下さい！ (2017年5月19日 10時) (レス) id: 35f989affc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さらり。 | 作成日時：2017年5月14日 20時
