ぴゅあ王子 《 桃 》

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何故か有岡の購買についていき、
(来いって脅されたんです)









美味そうなパンを眺める有岡の隣で
ヨダレが垂れそうになりながらメロンパンを眺めるアタシ。




まじで、後輩脅して買わそうかな。
なんてゲスい考えを脳内で浮かべて、









有「 どれ。 」



「 …は？ 」








有「 いらないの？ 」









まじ、神かよ…。









「 いりますいります、いやまじリスペクトっす。
有岡様。 」









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有「 いや、ほんとそういうの恥ずかしいから
早くして。 」









イラ。











こんな奴は相手にするなと
あたまの中の小人たちが揉めている。









こんな奴にへこたれる私じゃねえぞ。
なんつっても鉛の(はあと)だからな。









「 メロンパンほしい。 」

有「 じゃあ、早くとって。 」

「 うぃっす。 」









無事、この童顔野郎に
ジュースからなにから奢って貰い
なんとか今日１日生き延びるミッションを果たした私。









人を信じるというぴゅあな心も戻ってきたところで。
お昼を食べることにした。

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