X m a s の魔法《赤》 (ページ26)

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おでこを触る君がページ26

「ねぇ、大毅!行きたい所、ある?」

重岡「あっ!おん!Aは?行きたい所、どこ?」

「私は、大毅が行きたい所だったらどこでもいいよ。」ﾆｺ

街の明かりのせいか、Aの笑顔がキラキラ輝いて見えた。

重岡「じゃあ…行こっか。」

「うんっ!」

俺は、平常心を保ちながら、Aにバレへんように歩いた。

「寒いねー。」

ｷﾞｭｯ…ｽｯ…

「…………………っ!」

重岡「もう、寒くないやろ?」

「……うんっ、ありがとう。」

Aは、照れたのを隠すために、俺から目線を逸らした。

重岡「耳、真っ赤やで?」ｸｽｸｽ

俺は、そう言ってAをいじると、Aは余計に顔を赤くして言った。

「う、うるさいよっ……!」

重岡「ふははっ!A、可愛ええなぁー。笑」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

「……大毅は、」

重岡「んっ?俺は……?」

「……カッコイイ、よ…//」

重岡「えっ……」

一瞬、時が止まったようやった。

「いつもより、カッコイイ……だけどね、私は…普段の大毅も、どんな大毅でも好きだよ。」ﾆｺ

そう言い、Aはちょっと顔を赤くしながら微笑んだ。

ｷﾞｭｰｩ…

「わっ…大毅……?」

重岡「A…めっちゃ好きやで……」

「なに、急に笑くすぐったいよ。」ｸｽｸｽ

重岡「俺、Aの事、ほんまに好き、大好き。」

「ふふっ。私もだよ。」ﾆｺｯ

それは、周りの音が一瞬でなくなった瞬間やった。