X m a s の魔法《赤》 (ページ20)

今日:8 hit、昨日:2 hit、合計:20,352 hit

もうずっと離さないからページ20

『ふぅ……あっ、大毅、先にお風呂入ってくる?』

重岡『俺はどっちでもええよ?』

『じゃあ、先に入って来て!着替えは洗濯機の上に置いておくね。』

重岡『おん、ありがとう。』

『お風呂は、廊下を出て、曲がった所だよ。』

重岡『ほーい。』

それから俺は、お風呂に入り、Aの用意してくれた服に手を通し、リビングへと向かった。

ｶﾞﾁｬｯ…

重岡『ふぅー……いいお湯やった。』

『あ、おかえり。そりゃ良かった!』

『やっぱり、ちょっと小さいね。』

そう言い、ちょっと困った顔をするAの頭を、俺は撫でた。

ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ…

『んっ……?』

重岡『気使ってくれてありがとうな。』

『ううん。』ﾆｺ

『お風呂入ってくるね!』

重岡『おん、いってらっしゃい。』

それから20分後、Aは上がってきた。

ｶﾞﾁｬｯ…

『んーっ…暑いよー……』

重岡『…………………っ!!』

そんなん、ずるい。

お風呂上りのAは、いつもの服装と違い、ダボッとしたパーカーを着ていて、ズボンもなんも履いてないように見える。

重岡『A、』

『んっ?』

パッと振り返ったAの頬は、ほんのりと、ピンク色やった。