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守りたいもの。92 ページ48
勢いでAを家に連れて来てしもた。
泣いとったから…
俺、お前に泣かれたら無視する事出来へんやん…
落ち着かせて話を聞く。
｢…小瀧と何かあったんか？｣
何やら、利用したとか
どーとか良く言うてる意味が分からん。
｢ちょ、待って。どうゆう事？
ちゃんと説明して。｣
そういうとAは
深呼吸をして俺を見つめる。
A｢私…しげに告白されてから
ずっとしげの事気になるようになって…
気づいたらドンドン好きになってる自分が居て
今更って思うかもしれないけど
しげが頭から離れてくれないの…っ｣
突然の事で頭の整理が追いつかんくて
俺の頭上には？マークがいっぱいある。
｢っえ？待って待って！
ほんなら何で小瀧と付き合ったん…？｣
A｢それは…しげを忘れる為…
のんちゃんと居ると楽しいし
ドキドキもしたし、忘れさせてくれるかもって…｣
｢なっんやねんそれ〜…！！｣
一瞬で今までの気持ちが
一気に晴れた感じがした。
A｢本当にごめん…なさぃ｣
｢言ってくれやぁ〜…
俺はずっとお前の事、変わらず好きやったよ
まあ、小瀧がおったから
距離置いてたってのもあるけど。｣
A｢だって、しげが素っ気なくなって
もう私の事、好きでも何でも無いんだなって思ってたから…｣
｢あれは小瀧とお前の為に…
あ…小瀧は？｣
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作者名：あやまる | 作成日時：2020年9月11日 0時
