守りたいもの。82 ページ37
「しゃーないやん。
どない頑張っても小瀧には勝てへんかったんや」
神山「…何か、俺、今の重嫌いやわ。
中学の時からずっと想って来たんやろ?
Aしか知らんくせに
呆気なくのんちゃんに取られて
黙ってんの、何かダサいわ」
神ちゃんの言葉が胸に刺さる。
「ほな、どーしたら良かったん?
俺は2回も振られて
小瀧と付き合っても
諦めんと告白し続けたら良かったんか?
そっちの方がダサいやろ」
神山「のんちゃんと付き合ったから、
2回振られたから、
Aともう関わらんのは違うやん?
俺ら幼なじみやんか。
ずっと一緒に育って来たやんか
俺、前みたいに3人でアホやって笑いたい。
約束したやん、ヨボヨボになっても3人で笑い合おうって…」
「そんなん…俺かて…
神ちゃんの気持ちは分かるけど
俺はアイツらの邪魔したないねん
せやから俺が引くしかないねん」
ごめん、もう昔みたいには戻れへんねん…。
神山「そうか…分かった」
その日は気まずい雰囲気のまま
神ちゃんとは解散した。
俺かて、昔みたいにアホやって笑いたいよ
隣には当たり前のようにAが居って…
そんなん…俺が1番思ってるよ…
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作者名:あやまる | 作成日時:2020年9月11日 0時