守りたいもの。season2 (ページ25)

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守りたいもの。70 ページ25

遊園地当日。

菊池さんと遊園地前で
待ち合わせをして無事入園した。

菊池花｢今日は来てくださって
本当にありがとうございます！
チケット無駄にならなくて良かったです｣

｢どういたしまして(笑)
無駄にならんで良かった(笑)｣

そんな事を話しながら歩いてると
聞き覚えのある声が聞こえてきた。

小瀧｢えっ！しげやん！｣

見ると、そこには小瀧…とA。

うそやろ…最悪やわ…。

小瀧｢何してんの？何でここに居るん？｣

あかん、Aの顔見れへん…。

よりによって1番見られたくない光景。
そして見たくない光景。

菊池花｢小瀧さん！どうもです！｣

小瀧｢え、あ、えッ！？そうゆうこと！？
自分らいつの間に、、(笑)｣

｢ちゃうって、そんなんちゃうから！｣

思わず声を張ってしまった。

小瀧｢なに、急に怒ってんの｣

菊池花｢えっと、今日はその、、
私のわがままでついて来てもらったんです、汗｣

小瀧｢ふーん、そうなんや｣

｢…お前らはデートか？｣

小瀧｢おん！遊園地デート♩｣

Aはベンチに座ったまま
下を向きながらサンドイッチを食べとる。

｢ほな、邪魔したらあかんから俺達は…｣

菊池花｢えぇ！小瀧さんの彼女さんですか！？♩｣

俺の言葉に被せるように菊池さんは
Aに話しかけた。

菊池花｢初めまして！菊池花と言います！｣

A｢は、初めまして、Aです｣

小瀧｢この人、WESTの専属のヘアメイクさん｣

A｢そうなんだ！よろしくお願いします｣

菊池花｢あ、そうだ！
良かったら一緒にまわりません？♩
何かダブルデート的な感じで！(笑)｣

おいおい、この人何言ってんねん。

小瀧｢いや、それはちょっと(笑)｣

菊池花｢Aさん、ダメですか…？｣

Aは優しいから
断れへんタイプやからきっと返事は、、

A｢あ、えっと、私はどちらでもいいです(苦笑)｣

ほらな。OKしてまう。

菊池花｢やったあ！♩
ありがとうございますっ！｣

こうして地獄の団体行動が始まった。