12.気持ちの再確認 ページ18
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A「ありがとうございました」
伊野尾「また遊ぼうね〜」
午後９時。
バーベキューを終えた私たちは有岡先輩の運転する車で家まで送ってもらった。
八乙女先輩の口にお肉を運んだとき。
煙と恥ずかしさで前が見れなかった私。
おいしい、と喜ぶ先輩の顔も、
木の陰から私たちをにやにやした顔で見ていた３人のことも、
私の脳裏には刻まれていない。
助手席からずっと手を振る伊野尾先輩と、
あの一件があってから顔すら見えない八乙女先輩。
有岡先輩は‘また連絡するね’って。
岡本先輩は私の前に降りた。
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A「これは...入ってもいいのかな」
お風呂上がり。
ベッドにうつ伏せになってみる携帯。
そこには有岡先輩の変顔がアイコンの‘いつものメンツ’の文字。
たった一度、バーベキューをしただけなのにいつもなんて。
抵抗がありすぎるけど。
携帯を振って交換した伊野尾先輩とのLINE。
そこには参加の催促ばかりで。
しぶしぶ参加のボタンをおせば。
八乙女：「よろしく」
貴方からのメッセージが届いた。
たった一言なのに、ドキドキしてしまう。
嬉しくて、微笑んでしまう。
A：「よろしくお願いします」
伊野尾：「やっとはいってくれた〜」
有岡：「待ってたよ！」
岡本：「あ、Aちゃんだ。よろしくね」
たくさんのメッセージに、私の送信したメッセージは埋もれてしまうけど、
八乙女：「追加するね」
貴方のメッセージは特別に見えた。
八乙女：「よろしく、俺のことは光ってよんでいいから。」
八乙女：「これから仲良くしてね」
A「ふふ」
貴方と私だけの部屋。
顔が見えなくても私にとっては宝物ぐらい大切なもの。
少し、ううん。
きっと大きく。
貴方と私の関係は近づいたと思うの。
ねぇ、私、初めてだから。
初めてだからきっとうまくできないけど。
貴方が好き。
それにきっとかわりはないの。
すごした時間は何年もしたら忘れてしまうくらいの時間の長さかもしれないけど。
貴方と過ごした時間。
それだけで私の中にはずっと残るの。
A：「光先輩、よろしくお願いします」
恋って、どんなものかわからないけど...
少しだけ、自分を偽ってもいいかな。
‘貴方の好きな女の子’になるために___。
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☆とも☆(プロフ) - 初めまして、こんばんは。読むたびにきゅんきゅんしちゃってもうたまんないです(*´Д｀*)大好きなメンツが揃ったお話なので更新が楽しみです(^^)題名も過去形なのがどういう意味なのか、それも楽しみです(*^^*)次回更新も楽しみにしてます(*≧∀≦*) (2018年4月8日 23時) (
レス) id: 0a1f63184e (このIDを非表示/違反報告)
美香 - 初めまして！続き頑張って下さい！伊野尾ちゃんと光気になるー (2018年3月23日 22時) (レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
真美 - 最高に面白いです!!!ズッコケ3人組が出てくるところもいいですね(笑)これからも頑張ってください!更新めっちゃ楽しみに待ってます! (2018年2月26日 18時) (レス) id: 7d06f3cc7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：も も ◎ | 作成日時：2018年2月25日 20時
