11.わかってたんだけどさ ページ17
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このバーベキューの趣旨、なんとなくはわかってたけど。
まさかこんなにあからさまだったとは。
ずっと肉を焼き続ける俺。
他はみんなおいしそうに食べてる。
Aちゃんとかほら、なに？あの表情。あんなにおいしそうに食べてくれるんだったらずっと焼き続けるよ、俺。
有岡「俺らアイス買ってくるから！」
大ちゃんがそれを口にしたあと、圭人が口パクで「がんばれ」って...。
もしAちゃんに見られてたらどうするつもりだったんだろ。
鍵をわざと忘れたのもきっといのちゃんが考えたプランの中に入ってるんだろうな。
Aちゃん、俺と二人で大丈夫かな。大ちゃんのことが好きとかじゃないよね？
A「今なら先輩達いませんし、お肉ゆっくり食べれますね」
八乙女「そうだね」
A「コンロは私が見ておくので食べてください」
八乙女「いいよ、火のそばは危ないし」
優しすぎるAちゃんにきゅんと心を奪われながらも
ここは男である俺がしっかりしなくちゃ、と彼女を火のそばから離す。
さりげなく、本当にさりげなく俺の隣にきたAちゃん。
「どうぞ」と渡されたのは割ってある割り箸とお皿。
...今大ちゃんたち誰も無いよね。
誰も見てないよね？
八乙女「ごめん、焼き終わってから食べるからそこらへんおいといて？」
A「だめですよ、今が一番おいしいんです！」
八乙女「はは、でもまだまだだし」
A「私が焼いておきま...」
八乙女「食べさせてくんない？...それ」
やばい、言っちまった。
そう思い彼女を見るとりんごのように真っ赤に染まった顔。
きっと俺も真っ赤だろうな、見なくてもわかる。
A「...わかりました。」
八乙女「ありがと...」
俺の一言から明らかに動作がぎこちない俺達。
コンロからでる煙が少しだけ助けてくれるように辺りを霞ませる。
目を合わせるのが恥ずかしい、そんな思いからずっと肉を見てる。
きゅっとパーカーをまくって露になった白い細い腕、思わず守りたくなってしまう。
A「はい、どうぞ...っ！」
八乙女「ん、ほいひい」
彼女に食べさせてもらった肉はありえないくらいおいしくて。
きっとこれは俺が焼いたからじゃなくて食べさせてもらえたからだなって。
後ろの木の陰から3人が覗いてることなんて知る由もなく、
俺は幸せに浸っていた。
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☆とも☆(プロフ) - 初めまして、こんばんは。読むたびにきゅんきゅんしちゃってもうたまんないです(*´Д｀*)大好きなメンツが揃ったお話なので更新が楽しみです(^^)題名も過去形なのがどういう意味なのか、それも楽しみです(*^^*)次回更新も楽しみにしてます(*≧∀≦*) (2018年4月8日 23時) (
レス) id: 0a1f63184e (このIDを非表示/違反報告)
美香 - 初めまして！続き頑張って下さい！伊野尾ちゃんと光気になるー (2018年3月23日 22時) (レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
真美 - 最高に面白いです!!!ズッコケ3人組が出てくるところもいいですね(笑)これからも頑張ってください!更新めっちゃ楽しみに待ってます! (2018年2月26日 18時) (レス) id: 7d06f3cc7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：も も ◎ | 作成日時：2018年2月25日 20時
