06.待ってたよ ページ11
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有岡「こっちに乗って！」
A「わかりました」
大学から少し歩いた場所にあるパーキングエリア。
そこにとまっていた一つの車。
助手席に座る私と、慣れたようにエンジンをかける先輩。
車の中でかかりだした音楽は、前に話していたアーティストの曲。
お互いが無言のまま、車だけが進んでいく。
何か話しかけたほうがいいかな、とか運転中は話しかけないほうがいいのかな、とか。
考えれば考えるほどわからなくなってくる。
有岡「この人の曲、いいよね」
音楽がとまったとき、先輩が話しかけれくれた。
A「ですよね、この前アルバム出しましたよ。」
有岡「持ってる持ってる！ いい曲ばっかりだよね！」
A「そうですよね！どの曲も素敵で」
ぱっと緊張がとけて、話が弾む。
こういうとき、共通点があると楽なのかも。
メールはよく交わしていたけど実際に会って話すのは二回目。
まだ少し慣れないけど、話している時間は楽しくて。
ついたよ、とあまり舗装されていない駐車場に車が止まったとき、
まだつかないでほしかったなと名残惜しい気持ちになる。
有岡「こっち！」
A「はい！」
有岡先輩の少し後ろをついて歩く。
少しだけ、日が落ちてきた。
有岡「あ、いたいた いのちゃ〜ん！」
伊野尾「あ、大ちゃんきたみたい」
？「準備できてるよ！ あ、その子が光くんの...」
八乙女「ちょ、圭人お前声でけぇ！」
バーベキューができる広場の一角。
準備をしながらわいわいしている人たちを見つけた。
A「...え？あれ、八乙女先輩」
有岡「え、あ、知ってる？」
A「一応...」
きゅん、
少し胸が高鳴る。
前に会った時より、少しだけ髪色が明るくなっている八乙女先輩。
...と、伊野尾先輩と。
あともう一人、誰だろう。
伊野尾「来てくれてありがと!!」
A「迎えに来てくださるんだったら教えてください、」
伊野尾「へへ、いいじゃん。サプライズもありでしょ？」
A「サプライズってどんなサプライズですか、もう」
少し怖いと思っていた伊野尾先輩は、別に怖くもなんとも無くて。
むしろしっかりしてほしい、と喝を入れてしまいたくなるほどふわふわしてた。
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☆とも☆(プロフ) - 初めまして、こんばんは。読むたびにきゅんきゅんしちゃってもうたまんないです(*´Д｀*)大好きなメンツが揃ったお話なので更新が楽しみです(^^)題名も過去形なのがどういう意味なのか、それも楽しみです(*^^*)次回更新も楽しみにしてます(*≧∀≦*) (2018年4月8日 23時) (
レス) id: 0a1f63184e (このIDを非表示/違反報告)
美香 - 初めまして！続き頑張って下さい！伊野尾ちゃんと光気になるー (2018年3月23日 22時) (レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
真美 - 最高に面白いです!!!ズッコケ3人組が出てくるところもいいですね(笑)これからも頑張ってください!更新めっちゃ楽しみに待ってます! (2018年2月26日 18時) (レス) id: 7d06f3cc7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：も も ◎ | 作成日時：2018年2月25日 20時
