#43 いつものメンバー ページ43
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私がおかしいのはわかってる。
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大貴「会社、戻ろっか」
「うん」
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前なら、付き合ってなくても寄り道してた。
そのまま夕食を食べに行くときもあったし、映画を見に行くこともあった。
だけど今は、
「付き合ってないから」なんて変な理由つけて大貴と二人で居る時間を少なくしようとしてる。
きっとそれは大貴にばればれで、
しつこい大貴がこんなにも簡単に折れてしまう。
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山田「おかえり!珍しいね、戻ってくるの」
「まあね、私もちゃんと働いてるんだから」
会社に戻って給湯室へ行くと、そこには山田くんがいた。
ふんわりと紅茶の香りがする。
山田「Aのもいれてあげよっか?」
「え、いいの?」
山田「俺がめちゃくちゃうまいのつくったる!」
「やったー!」
山田くんとは普通に話せるのに、
やっぱ、それだけ大貴のことを意識してるんだ。
同じタイミングで戻りたくないから、と給湯室によったけど、
これはこれでよかったのかも。
目の前には、真剣な顔で紅茶を淹れてくれている山田くんがいる。
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伊野尾「あれ、Aじゃん」
山田「給湯室でばったりあったんだよね」
「疲れたからなにか飲もうと思って」
私の右手には山田くんが淹れてくれたアイスミルクティーが。
それをみた伊野尾くんは「俺も飲みたい」なんて駄々をこねる。
伊野尾くんはずっとここにいたんだから好きなときに飲めたのにね、
そんな伊野尾くんを見ていたら疲れなんか吹き飛んで。
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「お昼ご飯、明日でもいい?」
伊野尾「え、逆にいーの?ありがと!」
「迷惑かけちゃったし」
「やったー」そういって笑う伊野尾くんに背を向けて、
デスクワークに取り掛かる。
隣を見ると、仕事にも慣れたのか
ゆっくりと丁寧に仕事をしている岡本くんが。
そのペースだったら余裕で間に合いそうだな、なんて横目で見ながら
自分の仕事に手をつける。
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あれ、メール届いてる。
そのメールに気づいたのは定時ちょうど。
作っていた資料を保存してパソコンを閉じようとしたときだった。
社内メールなんて滅多に使わないから新鮮だな、
そう思いメールフォルダを開く。
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そこには見慣れた名前があった。
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くれは(プロフ) - きゅんきゅんが止まらないです、、!!更新頑張って下さい (2019年8月17日 3時) (レス) id: 2527cc3178 (このIDを非表示/違反報告)
優奈(プロフ) - 更新頑張って下さい! (2018年3月30日 7時) (レス) id: 3f4b9811b7 (このIDを非表示/違反報告)
も も ◎(プロフ) - 侑李さん» 覚えてる〜!また話そ話そー!! (2017年12月22日 18時) (レス) id: 81bb0c824b (このIDを非表示/違反報告)
も も ◎(プロフ) - るなさん» ありがとうございます!!更新がんばります〜! (2017年12月22日 18時) (レス) id: 81bb0c824b (このIDを非表示/違反報告)
も も ◎(プロフ) - 美々羽さん» 覚えてる覚えてるー!!またTwitterでもよろしく!! (2017年12月22日 18時) (レス) id: 81bb0c824b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:も も ◎ | 作成日時:2017年9月5日 20時