えすおかくんと同居中 [Daiki.A] (ページ12)

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只今の時刻、23:51。

はい、やばいです。

絶対に大貴に怒られます。

私は玄関の前に立っています。

開けたくないけど開けないと…。。

「た、ただいま…。」

何も返事がなくしーんとしていたので大貴は寝ているのだと確信した。

「ふぅ～よかった、、」

「何がよかったの？」

「んー？大貴が起きてなくてよかっ、…？？」

え、私誰と話してんだろ。

嫌な予感がして後ろを振り向くと

壁に寄りかかり腕組みをしている大貴がたっていた。

「大貴っ？！…た、ただいま。」

「おかえり。随分と遅かったけど、山田と何かあったの？」

体が怯える。

怒られる…。。

そう構えていると、

「ふ、別に怒ってねぇーよ、」

といってリビングに入っていった。

いつもの大貴だったら言葉攻めか私をコキ使いまくるのに、

「…大貴～？」

「あ？なに？」

怒ってないとはいったものの、すごく不機嫌そうな態度をふりまく

だから私は言葉を選びながら、会話を続けようとする

「今日は…、夜なに食べたの？」

というと、あっ！といって台所に向かった

大貴のあとをつけて除きこむとそこにはおいしそうな親子丼が並べられていた

「！！これ、大貴が全部作ったの？」

「おうよ、」

「すごく美味しそう！！食べたい！」

そういうと照れたのか、大貴は親子丼を私の方に差し出して急いで箸をとりにいった。

「そんなに急がなくてもいいよ？」

「急いでなんかいねぇよ、」

といったそばから早足になっている

じゃあ、ここは大人しく大貴に任せておこうかな、

「…お願いしますね、シェフ。笑」

「シェフ…？！

ぶっ、おまっ、何いってんだよ！笑」

あ、大貴が笑った

「早く食べたいです！シェフ！」

「しゃーねーな、俺の特製親子丼を食べさせてやるよ、てか俺が一人で作るなんてレアなんだからな！感謝しろよな、」

「ふふ、はいはい感謝しますよ、」

といって口の中にいれた

その味ははじめてとは思えないほど、おいしくてやみつきになった

「うんー！！大貴、めっちゃ美味しいよ！」

「まじか？！」

予想外の答えでちょっと動揺したが、うんうんと頷きかえした

あまりにも大貴が嬉しそうだったから、妬みの言葉もかけれなかった

まぁ今日くらいは、いっか。笑

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