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Aside








時刻は昼過ぎ。準備を終えると、繋心くんが駅まで送ってくれると言う。


駅に着くと、繋心くんに別れを告げる。




A「じゃあ、行ってきます」


繋心「おう、気をつけろよ」


A「うん」




繋心くんと別れ、駅の中に向かった。













































電車に揺られること、数時間。そこで、信ちゃんに連絡を入れる。




────────────────────
信ちゃん



A信ちゃん、もうすぐで着きそうだからばあちゃんに伝えて

信ちゃんわかった。ばあちゃん楽しみにしとるで

Aマジ?楽しみだわ〜!ばあちゃんの手料理美味いんよね

信ちゃんせやろ、ばあちゃんの手料理はほんまに美味いんやからな

A楽しみにしてる!

信ちゃんうん、ほな気ぃつけてな
着いたら連絡しぃ、迎え行くから

A了解、またね!

信ちゃんほなな
────────────────────




A「(信ちゃんと会うの久しぶりだな…)」




信ちゃんと最後に会ったのは中学1年生の頃。まだ私が、“バレーを楽しんでいた”時だ。

信ちゃんが従兄だとわかったのは、ちょうど兄さんと私が彰くん…私達の家庭事情を知る唯一の人であり、兄さんの相棒だった人の家に住むことになって1か月が過ぎた頃、彰くんの両親が調べてくれてわかったのだ。

最初は従兄妹である信ちゃんの家に引き取られるはずだった。でも、私の本当の両親が宮城出身ってこともあって、私のことを知るじぃじ……烏養一繋が私を引き取ることになった。そこで出会ったのが繋心くん……烏養繋心である。




A「…………」




そういえば、これといった事情話さずに高校で宮城に帰ったから正直気まずい……でも、信ちゃんは何も言わなかった。気ぃ遣ってくれたのかな……。




A「(会ったら謝ろ…)」




──これが後に、自分の過去を明かすことになるとは知らず……呑気に音楽を聴くAだった。

番外編2話「従兄と再会」→←番外編1話「いざ兵庫県へ」



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悠月(プロフ) - すみませんよろしければ、1を読んでみたいのですが、パスワード?って教えて貰えるでしょうか、、 (4月12日 20時) (レス) id: 803f5cdc93 (このIDを非表示/違反報告)
大福モチ(プロフ) - 雪❄さん» コメントありがとうございます!!そう言っていただけて嬉しいです!!頑張りますので、よろしくお願いします!! (5月21日 22時) (レス) @page35 id: 80560d8d1d (このIDを非表示/違反報告)
雪❄ - この作品好みすぎて一気読みしてしまいました。 応援📣しています! (5月21日 20時) (レス) @page32 id: 83a165df4d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:大福モチ | 作成日時:2023年5月18日 2時

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