大悪魔 ３２ ページ38
ま 「え、えっと…」
真 「そもそも！あんたなんか顔がいいだけでおどおどしてるし女々しいし
頼りないし！私のタイプとは正反対なの！秋は長年かけて私のタイプにして
やっと彼氏になったのに…」
真紀ちゃんは怒り狂っているようだった。
ま 「ご、ごめんなさい…」
僕は謝ることしかできなくて。
真 「ああ、もう！せっかくいいところまで行ったのに…！
あの【悪魔共】のせいで！」
悪魔共…？
ま 「真紀ちゃん、悪魔共って…」
真 「あいつらのことが知りたいの？いいよ、教えてあげる」
まさか…。
真 「あいつらは、私がデートしてた時に、突然来たの。
周りの時間を止めて、私たちに近づいてきた」
待って、デート？
ま 「待って、デートって、誰と…？」
真 「は？こんな美人でかわいい子があんたみたいな彼氏一人に収まると思ってんの？」
心に刺さる。
真 「ていうか話してる途中に遮ってくんなよ」
ま 「ごめんなさい…」
真 「あいつらは、片方はドレスを来た金髪の女で、もう一人は、
前に私が呼び出して契約した悪魔だった」
真紀ちゃんは…以前に悪魔と契約していた…？
しかも、ドレスで金髪…もしかして…。
真 「あいつ…私が前にした契約の代償とか言って、私の能力と嘘を奪ったんだよ」
ま 「能力と、嘘…？」
真 「能力は私が契約した時にもらった【人に好かれる能力】、嘘って言うのは
そのまま。私は嘘がつけなくなった」
ま 「嘘が…」
真 「だからこんなに本性丸出しなわけ。いつもの穏やか真紀じゃなくて
驚いたでしょ」
ま 「うん…」
真 「…全部全部あんたのせいだ。私の能力と嘘を奪った悪魔の近くにいた
悪魔が時折「まふ」って言ってたんだよ」
ま 「え…」
やっぱり、金髪でドレスの悪魔って…Aなんだ…。
真 「あんたに関わらなければ私がこんな目に合うこともなかったんだ！
…責任とって、私の傍に居てくれよね？」
ま 「……」
真 「返事しろよ！こんなになったのはお前のせいなんだ！お前に拒否権はｎ…」
そ 「あるに決まってるでしょ」
背後から声がした。
ま 「そ、彼方さん…」
そ 「ごめん、トイレ行くふりしてこれでずっと聞いてた」
そらるさんの手の上には元の大きさに戻った水晶玉だった。
真 「…は？なんだよ、それ」
そ 「これー？君が契約してさっき酷いことされた悪魔の所持品」
え…？
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織姫 - 三國おと♪さん» おとさん！いっぱい見てくれてありがとうございますー！時間見つけて更新するのでお待ちください！でも頑張ります！ (2018年12月28日 0時) (
レス) id: 4778a94982 (このIDを非表示/違反報告)
三國おと♪ - 大王だって？じゃあお姫様じゃんw頑張ってください！ (2018年12月17日 21時) (レス) id: bd02d20487 (このIDを非表示/違反報告)
織姫 - リノさん» 返信がだいぶ遅れてしまい、申し訳ありませんでした。ありがとうございます！更新できるように頑張ります！ (2018年7月10日 23時) (レス) id: 4778a94982 (このIDを非表示/違反報告)
リノ - 面白かった。続き読みたい。 (2018年6月7日 21時) (レス) id: 09f301a4a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：織姫 | 作成日時：2018年4月6日 9時
