大悪魔 ３０ ページ36
まふまふside
ま 「僕は…まだ、どっちが好きかなんて、決められません…それに、
どっちが好きでもモヤモヤは消えないと思います」
このまま真紀ちゃんと付き合っても、Aへの気持ちは無くならないし、
Aを選んだって、Aが僕を選んでくれなきゃ付き合うことなんてできない。
そ 「…そう」
そもそも、Aが僕を選んでくれたとしても、僕に、Aを傷つけた僕に、
Aと付き合い続ける資格はあるのだろうか。
そ 「…まふ」
そう言った直後、スマホからピコンッと音がなった。
そ 「俺の話はそれ見てからでいいよ」
ま 「すいません…」
僕はポケットに入っているスマホを取り出す。
ｌｉｍｅをタップし、メッセージを確認する。
ま 「真紀ちゃん…？」
真紀真冬くん、さっき来てもらったばかりだけど、もう一度家に来てくれない?
というメッセージだった。
まふいいけど、どうしたの?
真紀いいから早く来て
ま 「そらるさん、ごめんなさい。ちょっと真紀ちゃんから家に来てって…」
そ 「いいよ。行ってきな」
ま 「ありがとうございます…」
まふわかった
そうメッセージを送って既読がついてから、僕はスマホをポケットにしまった。
そ 「まふ、俺も行っていい？」
ま 「え、僕はいいですけど、真紀ちゃんは分かりませんよ…？」
そ 「大丈夫大丈夫、ダメって言われたら外で待ってるからさ」
まぁ、それなら…
と承諾した。
そ 「さーて、出かける用意しなきゃー」
ま 「えぇ、してなかったんですか…」
_____
ま 「そらるさん、準備できましたか？もう行きますよ」
そ 「待って待って、これ持って行きたいんだけど」
そういって手に持っていたのはさっきの水晶玉。
ま 「そんな大きいの、どうやって持っていくんですか？」
そ 「んー…小さくなったりしないのかなぁ…」
すると、その言葉に反応したかのように水晶玉は手のひらサイズになった。
そ 「便利すぎでしょ…」
そらるさんはそれを布で包んでポーチに入れた。
ま 「ほらっ、行きますよ！」
そう言って僕とそらるさんは家を出た。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 127人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
織姫 - 三國おと♪さん» おとさん！いっぱい見てくれてありがとうございますー！時間見つけて更新するのでお待ちください！でも頑張ります！ (2018年12月28日 0時) (
レス) id: 4778a94982 (このIDを非表示/違反報告)
三國おと♪ - 大王だって？じゃあお姫様じゃんw頑張ってください！ (2018年12月17日 21時) (レス) id: bd02d20487 (このIDを非表示/違反報告)
織姫 - リノさん» 返信がだいぶ遅れてしまい、申し訳ありませんでした。ありがとうございます！更新できるように頑張ります！ (2018年7月10日 23時) (レス) id: 4778a94982 (このIDを非表示/違反報告)
リノ - 面白かった。続き読みたい。 (2018年6月7日 21時) (レス) id: 09f301a4a7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：織姫 | 作成日時：2018年4月6日 9時
