大悪魔 ２６ ページ30
まふまふside
ｌｉｍｅを送って数十分。
そらるさんの家のまえについた。
ピンポーン…
インターホンを押して、そらるさんが出てくるのを待つ。
「記憶を失っている」
「ばいばい、まふ…」
…そらるさんなら、僕の消えた記憶のことを知っているのだろうか。
ガチャッ…
そ 「…いらっしゃい」
入って。と家の中に案内される。
ま 「お邪魔します…」
リビングに行って、僕は椅子に座る。
そ 「コーヒーいる？」
ま 「いや、いいです」
そ 「そ。…それで？いきなりどうしたの？」
僕は、深く息を吸って、こう言った。
ま 「そらるさん、教えてください。…僕の無くなった記憶のことを」
そ 「……いいの？」
ま 「なにがですか？」
そ 「…まふは、それを知って後悔しないのか、ってこと」
ま 「……大丈夫、です」
そ 「そう、やめて欲しかったら言ってね」
そらるさんは手元にあるお茶を一口飲み、話し出した。
そ 「まず、最初に言っておくけど、まふの記憶を奪ったのは、メアリー…Aだ」
A、その名前を聞いた瞬間、何故か鼓動が早くなった。
そ 「Aはメアリーがまふにつけた名前。…聞き覚え、ある？」
ま 「…はい」
そ 「Aは、クロと同じ悪魔で、Aはまふに呼び出されて、まふの家に来た」
悪魔…。
そ 「悪魔は呼び出されると、願いを叶えてくれる。そこでまふはこう願ったんだよ。
「僕の好きな人に振り向いてもらえるようにしてください」って」
ドクッと胸が鳴った。
そ 「そこでAとまふは契約をした」
ふと、頭にあの声が響く。
「契りの口づけを…」
…これの事だったんだ。
そ 「俺とクロは、Aが来てから知り合ったんだ。
クロがAを追ってこっちに来た時、ちょうど俺も来てさ。ついでに契約した」
ま 「…え、そらるさん、契約したんですか…？」
つまり、クロさんとキス…
そ 「契約はしたけどキスはしてねぇぞ。俺の場合は手に紋章が浮かんだだけ。
…で、俺らが契約終わって帰ったあと、まふとAで
ショッピングモールに行ったんだ」
「真紀ちゃんもショッピングモール行ったんだ」
あれの【も】って、これだったんだ。
そ 「それで、ショッピングモールから帰ってきた時、まふは佐々木真紀さんと
天野秋さんが、デートしているのを見て、付き合っていることを知った」
ま 「っ…」
そうだ…、僕はあの人…Aとショッピングモールの帰りに、あれを見たんだ。
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織姫 - 三國おと♪さん» おとさん！いっぱい見てくれてありがとうございますー！時間見つけて更新するのでお待ちください！でも頑張ります！ (2018年12月28日 0時) (
レス) id: 4778a94982 (このIDを非表示/違反報告)
三國おと♪ - 大王だって？じゃあお姫様じゃんw頑張ってください！ (2018年12月17日 21時) (レス) id: bd02d20487 (このIDを非表示/違反報告)
織姫 - リノさん» 返信がだいぶ遅れてしまい、申し訳ありませんでした。ありがとうございます！更新できるように頑張ります！ (2018年7月10日 23時) (レス) id: 4778a94982 (このIDを非表示/違反報告)
リノ - 面白かった。続き読みたい。 (2018年6月7日 21時) (レス) id: 09f301a4a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：織姫 | 作成日時：2018年4月6日 9時
