大悪魔 ２５ ページ29
メアリーside
『…ふぅ、これで大丈夫だよね』
唐突なことで驚いたけど、
私は窓の外を見る。
『…あっ』
やばい、忘れてたけど、夜じゃん。
『あー…、店開いてたっけ…』
なんて思いながらソファに座る。
『クロは、まだあっちに居るのかな…』
そう呟く。
９６ 「呼んだ？」
『ほぉわぁ！』←
９６ 「びっくりしたー？」
『…いや、びっくりしたかじゃなくて…、
なんで居るの？！』
９６ 「んー？窓から入ってきた」←
いやいやいや、おかしいだろ。
『…はぁ、彼方との契約は？』
９６ 「ん？特に何もしてないから適当に帰ってきた」
『…あっそ』
私はクロから視線をずらす。
９６ 「…メアリー、もしかして、まふりんのことで悩んでる？」
『なっ、別に、そんなんじゃないし…』
９６ 「うっそだー、だってメアリー、髪触ってるよ」
『えっ』
私はいつの間にか髪を触っていた。
『それがどうしたの？』
９６ 「ふっふっふー…、親友だけが知っているメアリーの秘密！
メアリーは嘘をつく時髪を触る！」
『…し、知らなかった…』
９６ 「はっはっは、そうだろう」
クロはドヤ顔で言ってくる。
…腹立つ…
９６ 「…で？まふりんがどうしたの」
『…はぁ、言わなきゃいけないんでしょ…？』
私は、
ここに帰ってくるまえにまふに拒絶されたこと。
まふが真紀とキスをしていたこと。
震える声で話した。
９６ 「…そっか」
やっぱり、私が行かなければ良かったのかもしれない…。
９６ 「…メアリー、大丈夫。そんなことは無いよ」
『…
９６ 「あはは、ごめんね？…でも」
クロの顔は、いきなり真剣になった。
９６ 「その、佐々木真紀は気をつけたほうがいいかもしれない」
『…どういうこと？』
９６ 「…実を言うと、わし、昔その女と契約をしたんだよ」
クロが…、真紀と…？
９６ 「その女は、わしを呼び出してこう言った」
「色んな男から好かれる能力が欲しい」
色んな男から…好かれる能力…？
９６ 「わし、その時面倒くさくて能力だけあげて帰ってきちゃったんだよね」
『じゃあ、まだ代償は貰ってないってこと？』
クロはニヤリと笑って言った。
９６ 「そういうこと☆…だから、今度こそ代償を貰おうと思ってね」
メアリーなら、この意味、わかるでしょ？
クロはそう言った。
『…なるほど。分かった』
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織姫 - 三國おと♪さん» おとさん！いっぱい見てくれてありがとうございますー！時間見つけて更新するのでお待ちください！でも頑張ります！ (2018年12月28日 0時) (
レス) id: 4778a94982 (このIDを非表示/違反報告)
三國おと♪ - 大王だって？じゃあお姫様じゃんw頑張ってください！ (2018年12月17日 21時) (レス) id: bd02d20487 (このIDを非表示/違反報告)
織姫 - リノさん» 返信がだいぶ遅れてしまい、申し訳ありませんでした。ありがとうございます！更新できるように頑張ります！ (2018年7月10日 23時) (レス) id: 4778a94982 (このIDを非表示/違反報告)
リノ - 面白かった。続き読みたい。 (2018年6月7日 21時) (レス) id: 09f301a4a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：織姫 | 作成日時：2018年4月6日 9時
