大悪魔 １７ ページ21
どっ、どうしよう…！
い、今、僕…！
真 「それでねー…」
真紀ちゃん(好きな人)と一緒にいるよー！！！
真 「…真冬くん？」
ま 「へっ！？」
真 「…ふふっ。ねぇ、聞いてた？」
ま 「…ご、ごめんなさい…」
わ、笑われてしまった…。
真 「今日ね？ショッピングモールに行ったんだけど…」
え、真紀ちゃんもショッピングモール行ったんだ…。
…あれ？
真紀ちゃん【も】？
ていうことは、僕も行ったってこと…？
普段僕は一人でなんか行かない…。
じゃあ、誰と…？
真 「真冬くん？」
ま 「え、あっ、はい！」
真 「もう…。ショッピングモールに行ったんだけど、秋くんがいたんだよね」
ま 「…確か、幼馴染…だったよね…」
昔から仲が良くて、今もよく遊んだよね…。
秋くん、イケメンで、僕なんかと天と地の差があるよ…。
真 「見つけたのが、ちょうど帰る時で、秋くんも同じだったから、
一緒に帰ったんだよね」
ま 「っ…？」
その時、僕の頭のなかに何かの映像が流れた。
「…秋…くん…？」
それは、手をつないで笑い合っている真紀ちゃんと、秋くん。
「かれ、し…？」
「まふっ、家に早く帰ろう！ね？」
また…この人だ…。
本当に…誰なの…？
この人は…。
真 「それでね…」
僕は、真紀ちゃんの言葉を遮り、こういった。
ま 「ねぇ…、真紀ちゃんって、彼氏、居る…？」
恐る恐る、聞いてみる。
真 「え…」
ま 「秋…くん？」
真紀ちゃんは、口を開いた。
真 「…うん」
ほんのり顔を赤く染めて。
ま 「っ…」
痛い、胸が…。
真 「幼馴染が彼氏とか、どっかの少女マンガかって、感じだよね」
真紀ちゃんは笑うけど、僕はそんな風に笑えなかった。
ま 「そっ…か…」
真 「真冬くん？」
そこにいるのがつらくて、つい…
ま 「ごめん、これから用事あるの忘れてた…」
逃げだした。
真 「そっか、じゃあ、またね」
僕は早足で家に向かう。
そして僕は、寝室で、泣いた。
泣き続けて、
泣き続けて。
…それから数日間。
起きては泣きじゃくり、ご飯も食べずに寝ていた。
…そしてある日。
寝ようとベッドに倒れこんだとき。
スマホに、着信があった。
赤くなった目で、画面を確認する。
ま 「ぇ…」
【真紀ちゃん】
画面にはその文字が映っていた。
僕は震える指で電話を取った。
ま 「ど、どうしたの…？」
真紀ちゃんは泣いたような声で言った。
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織姫 - 三國おと♪さん» おとさん！いっぱい見てくれてありがとうございますー！時間見つけて更新するのでお待ちください！でも頑張ります！ (2018年12月28日 0時) (
レス) id: 4778a94982 (このIDを非表示/違反報告)
三國おと♪ - 大王だって？じゃあお姫様じゃんw頑張ってください！ (2018年12月17日 21時) (レス) id: bd02d20487 (このIDを非表示/違反報告)
織姫 - リノさん» 返信がだいぶ遅れてしまい、申し訳ありませんでした。ありがとうございます！更新できるように頑張ります！ (2018年7月10日 23時) (レス) id: 4778a94982 (このIDを非表示/違反報告)
リノ - 面白かった。続き読みたい。 (2018年6月7日 21時) (レス) id: 09f301a4a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：織姫 | 作成日時：2018年4月6日 9時
