大悪魔 １５ ページ18
まふまふside
ま 「ん…」
目が覚めたら、そこは自分の家のリビングだった。
ま 「なんで、こんなところで寝てたんだろ…」
思い出そうとすると、
「まふ、これは、私とあなたの過ごした時間の記憶」
ま 「【私とあなたの過ごした時間の記憶】…？」
なんのことかさっぱり分からない。
まず、これを言っている人が誰なのかさえもわからなかった。
「ばいばい、まふ…」
また、誰かの言葉が頭によぎる。
ま 「なんなの、これ…」
疲れているのかもしれない。
リビングでいつの間にか寝ていたのも、疲れすぎて寝てしまったんだろう。
ま 「ベッド行って休も…」
プルルルル…
机の上のスマホがなった。
ま 「誰ー…」
スマホ画面に表示された名前は【そらるさん】
ピッ
ま 「なんですかぁ、僕これから寝るんですけどぉ…」
そ 「ちょっ、まふ、今すぐ家来て！」
そらるさんの普段出ない焦った声を聞いて僕は目を見開いた。
ま 「えっ！？どうしたんですか！？」
そ 「いいから早くきて！」
ま 「わっ、わかりましたっ！」
ブツッと電話を切り、上着を羽織って家を飛び出た。
________
ピンポーン
息切れをしながらインターホンを押す。
すると、すぐにそらるさんが出てきた。
そ 「よかった、間に合って。早く入って」
僕はそらるさんの家のリビングへ向かった。
ドアを開けると…
ま 「え…」
そこには見知らぬ女の人が居た。
９６ 「そーらーるーんー！早く縄解いてよー！」
後ろからそらるさんが来て、こう言った。
そ 「まふ、クロがいきなり帰るって言い出して…」
クロ…？
ま 「そらるさん、クロって、誰ですか？」
そらるさんは、驚いた表情で言う。
そ 「はぁ？お前…なにいってんだ？」
ま 「なに言ってるって…僕こんな人知りませんけど」
そ 「お前…なんで…」
９６ 「……」
クロさん？に見つめられ、僕もそちらを見る。
ま 「初めまして…？クロさん」
クロさんも最初は驚いたような顔をした。
でも、すぐに何か分かったような表情になった。
９６ 「______…」
そ 「クロ、なんでいきなり帰るなんて…」
クロさんはすくっと立ち上がり、黒い霧に包まれる。
ま 「！？」
なに、これ…！？
黒い霧が晴れるとクロさんを縛っていた縄は、パサッと床に落ちた。
９６ 「悪魔をこんなので縛れるなんて、思わないでよね」
ま 「あ、悪魔！？」
悪魔なんて、そんなの存在するわけがない…！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 127人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
織姫 - 三國おと♪さん» おとさん！いっぱい見てくれてありがとうございますー！時間見つけて更新するのでお待ちください！でも頑張ります！ (2018年12月28日 0時) (
レス) id: 4778a94982 (このIDを非表示/違反報告)
三國おと♪ - 大王だって？じゃあお姫様じゃんw頑張ってください！ (2018年12月17日 21時) (レス) id: bd02d20487 (このIDを非表示/違反報告)
織姫 - リノさん» 返信がだいぶ遅れてしまい、申し訳ありませんでした。ありがとうございます！更新できるように頑張ります！ (2018年7月10日 23時) (レス) id: 4778a94982 (このIDを非表示/違反報告)
リノ - 面白かった。続き読みたい。 (2018年6月7日 21時) (レス) id: 09f301a4a7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：織姫 | 作成日時：2018年4月6日 9時
