無能少女37 ページ39
『A？』
Syp「え？」
ci「……あ、」
どういうことだ？私チーノに教えたか？
ci「ごめん。なんか、色々とAに似てて…ついそう呼んじゃった」
焦りなども含みのある言い方でもない。
本当に間違えたんだろう。
『なんだ。びっくりした。なんで姉さんの名前なのかと思った。よく言われるよ、似てるって』
笑って返すと申し訳なさそうに微笑み返された。
『じゃあそろそろ昼ごはんだから、』
Syp「あ、じゃあバアルも一緒に食べません？」
『え？』
ci「ええなぁ！それ。いいやん。行こう？バアル」
え？は？強制参加？やだよ！あ、やめろ！その眩しい笑顔で手を引くなよ！断れないだろう！？
『…こんにちは』
gl「…どうした」
『…強制連行』
Sha「あー…お気の毒に…」
gl「とりあえずここに座ってくれ」
そう言われて私の…いや、リリィの席だった場所に腰掛ける。懐かしいな。この眺めも。
『3人目もまたもやハズレだったと…いや、1人目だけど…』(ボソッ)
gl「？どうした？」
『いや、感傷にひたっているだけです』
哀愁を漂わせてふぅ、と遠くを見る。
キッチンからコックが出てきて昼食を並べていく。豪華だな…。
gl「それでは諸君、頂こう。うまし糧を」
「「「「「うまし糧を」」」」」(ハウル参考)
『うましかておー』
gl「…しゃんとせぇ」
『…すんまへん…』
数人がぽかんとする中、数人は笑っている。
『うまし糧をって うま、しかてを なのか うまし、かてを なのか分からなくなるよね』
gl「圧倒的後者だが」
『わかってますよ』
1口、味噌汁を飲む。私の大好物の卵のニラの味噌汁。
美味さで「ほわぁ〜」の雰囲気を醸し出しているととんちが「ほんま子供みたいやな」と言う。
『うみゃぁーー…』
gl「良かったな」
『昼にピッタリですぜぇ…』
ふっくら炊きたてのご飯も、温かい味噌汁も、ふわふわの焼き鮭も、少し冷えた体には十分と言っていいほど染みてきた。
『医務室だと生ぬるいからね』
gl「そうなんだな」
『そりゃそうでしょう…ペ神がいない時はカップ麺だけど』
gl「カップ麺？」
『未来からの支給品』
誰にも教えてあげないんだから。
rb「給湯室のダンボールの中に入ってたやつか。全然美味そうやなかったけどな」
いや知っとんのかい。ペ神しか知らないはずなんだけど。
si「案外うまいよ。あれ。食べたら止まらない」
裏切りやがった。許さねぇ。
gl「1つくれないか？」
『夜食にピッタリよー………はぁ…』
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春 - ル○ク先輩…この作品にボーテ100点！ (2021年8月24日 16時) (
レス) id: c5f939efea (このIDを非表示/違反報告)
ウルフグリーン(プロフ) - 続編おめでとうございます！(遅い) (2021年8月18日 20時) (レス) id: cfbc218aad (このIDを非表示/違反報告)
ぱずる(プロフ) - 凄く面白くてこれからの展開が今からが楽しみです!!無理せず連載頑張ってください。応援しております。 (2021年8月13日 23時) (レス) id: baac44fdeb (このIDを非表示/違反報告)
ウォルフ(プロフ) - ル○ク……ルー◯………もしや！？ (2021年8月6日 12時) (レス) id: 93e8dce9dd (このIDを非表示/違反報告)
すのう.° - 作者さん神様やん。すき。結婚すr((((((( (2021年8月4日 23時) (レス) id: b05517255d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パウダー(学生さん) | 作成日時：2021年7月24日 23時
