無能少女28 ページ29
si「どう？チーノで大丈夫だった？」
『ん。なんとか。明日ひとらんの畑行っていい？』
si「なんで？」
『ひよこちゃんと外道丸と白猫ちゃんに会いたい。あとでっかい木下に落ちてる木の実拾いたい』
si「なるほど。ひとらんに聞いとくわ」
『よろしこ』
rb「バアルー」
『あれ、また来たんだ』
なんかドレスアップの日から暇があれば来るロボロ。あれ？君監視の仕事あったよね？
『監視の仕事は？』
rb「終わったぁ」
『早いね。24時間やってるイメージなんだけど』
rb「そんなぎゅうぎゅうじゃないよ。一日の課題をそそくさと終わらせてるだけ。なあ、バアル。ピーチティー淹れてや」
『ほんとに好きだね』
暇さえあればわざわざ私の淹れる紅茶を飲みに来る。…エミさんが淹れてくれるハーブティー飲みたいな。ブレンドも美味しいけど…コーヒーも好きなんだよな…
医務室の給湯室に行き、やたらシャレオツなティーポットに桃の茶葉をいれ、熱湯を注ぐ。
その後に塩をひとつまみ(意味は無い)。
トレイにティーポットとカップ、角砂糖の小さな瓶を乗せて医務室に戻る。
『お待たせしました。お客様』
rb「ん？…んふふ、ありがとう」
『角砂糖はおいくつで？』
rb「2,3個でええよ」
カップに紅茶を注ぎ、角砂糖を2こ入れて優しくかき混ぜる。
『ん』
rb「ん……(ｽﾞｽﾞｯ)あち…おいしい」
『良かった』
si「俺にも頂戴」
『はぁい』
ペ神は角砂糖無しが好きなんだったっけ。
コポポポポ…
『はい』
si「ん、ありがとう」
『どういたしまして』
自分の分も淹れ、角砂糖を5個ぐらい入れる。
rb「入れすぎじゃない？」
『こんぐらいじゃないと飲めない』
si「あんま多いと血糖値上がるよー」
分かっている。分かっているけども。甘くせんと飲めへん。
『いつもはホットミルクだから』
rb『熱くない？』
『冬はね。夏だとエミさんと一緒に麦茶とか…あとアイスティーとか』
rb「なるほどねぇ」
ついつい去年のことを口走ってしまい、ロボロの方を見たが懐かしいというような顔をしている。やっぱりグルさん話したのかな。
『ほら、飲んだら帰りなさい。夕ご飯も過ぎちゃったんだから』
rb「明日も来てええ？」
『…チャイ用意しとくよ』
rb「んふふ、ありがとう」
そう言うと潔く医務室から出ていく。
そっとロボロの飲み終わったカップを手に取る。
『ペ神』
si「ん？」
『ロボロのカップ』
si「舐めていい？」
『うっっわ…』
si「嘘だよ」
素直にキモイが聞かなかった事にしよう。
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春 - ル○ク先輩…この作品にボーテ100点！ (2021年8月24日 16時) (
レス) id: c5f939efea (このIDを非表示/違反報告)
ウルフグリーン(プロフ) - 続編おめでとうございます！(遅い) (2021年8月18日 20時) (レス) id: cfbc218aad (このIDを非表示/違反報告)
ぱずる(プロフ) - 凄く面白くてこれからの展開が今からが楽しみです!!無理せず連載頑張ってください。応援しております。 (2021年8月13日 23時) (レス) id: baac44fdeb (このIDを非表示/違反報告)
ウォルフ(プロフ) - ル○ク……ルー◯………もしや！？ (2021年8月6日 12時) (レス) id: 93e8dce9dd (このIDを非表示/違反報告)
すのう.° - 作者さん神様やん。すき。結婚すr((((((( (2021年8月4日 23時) (レス) id: b05517255d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パウダー(学生さん) | 作成日時：2021年7月24日 23時
