無能少女25 ページ26
『はぁ…』
相も変わらず机の上でペンを走らせる。
何かやっていないと落ち着かないが書類はやっていたいものには入らない。
でも前のように詰め詰めでは無いから休みたい時に休める。
si「A、ご飯」
『お、ありがとう。いつもごめんね』
si「いいのいいの。…あ、そうだ。今日でリリィ最後だって」
もうそんな時期か。…と言ってもドレスアップの日から2日ぐらいしか経っていないが。
『じゃあもう2月も終わるんだね』
si「そうだね。いやぁ…時の流れは早いもんだよ」
『ね。歳をとると余計に早く感じる』
si「まだ18でしょうが」
『ははは…』
まって。グルさん舞踏会に18の娘連れていこうとしてる？
『それってやばくない？ロリショタの集まりやん』
si「？」
gl「ご名答」
『うぉわぁぁぁ！！！！』
ニョキっと頭を覗かせるグルさんに驚き、とても女とは思えないような悲鳴が出た。
gl「うるさいな。もう少し女らしくせいや」
『お前が悪いんやろがい』
si「どういうこと？」
gl「あぁ、実はな、今回の舞踏会、童話のシンデレラのようなもんなんだよ」
『は？』
話を要約すると、主催者は隣国の皇太子であるらしく、年齢は17。16から19の貴族や国の幹部たちを集めて行う婚約者探しの舞踏会らしい。
『つまりロリショタコンのための集まりということだね？』
gl「…お前は16以上をロリショタだと思うのか？」
『ロボロ完全アウトじゃない？』
gl「…バレんやろ…ただ気をつけて欲しいことがあってな」
『？皇太子についてかい？』
gl「…どうやら男もいけるたちらしいんだ」
『…おっとぉ。おフォモだちかい？』
gl「いや、フォモではないんだが…女も男もいける、らしい」
『え、私襲われる』
gl「大丈夫だ。誰もお前を襲わない」
『可愛くないと言いたいのかい？』
gl「いや、Aは可愛いが」
『ｸﾞｩｩ…』
不意打ちはきちぃぜあんちゃん…よくサラッと言えるな…
『…じゃあロボロは？もしロボロ襲われたらやばくない？』
gl「……逆に燃えるかもしれん」
『グルさんが？』
gl「アホ。俺は燃えねぇよ」
ベシッと頭を叩かれ、『いでっ』と声を漏らす。
『なんだ。残念。ペ神に開発されてると思ってたんだけどなぁ』
si「笑う」
gl「…お前なぁ…」
はぁ、とため息を着く。するとこちらを見つめてくる。赤いガーネットのような目が輝いている。
gl「俺は、お前にしか、興味が無い」
『！！！』
唐突なこくはくぅぅぅ…
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春 - ル○ク先輩…この作品にボーテ100点！ (2021年8月24日 16時) (
レス) id: c5f939efea (このIDを非表示/違反報告)
ウルフグリーン(プロフ) - 続編おめでとうございます！(遅い) (2021年8月18日 20時) (レス) id: cfbc218aad (このIDを非表示/違反報告)
ぱずる(プロフ) - 凄く面白くてこれからの展開が今からが楽しみです!!無理せず連載頑張ってください。応援しております。 (2021年8月13日 23時) (レス) id: baac44fdeb (このIDを非表示/違反報告)
ウォルフ(プロフ) - ル○ク……ルー◯………もしや！？ (2021年8月6日 12時) (レス) id: 93e8dce9dd (このIDを非表示/違反報告)
すのう.° - 作者さん神様やん。すき。結婚すr((((((( (2021年8月4日 23時) (レス) id: b05517255d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パウダー(学生さん) | 作成日時：2021年7月24日 23時
