無能少女21 ページ22
『…2週間前から連絡が途絶えたんだ。何かあったんだろうとは思ってたよ。…でもそうか。死んじゃったか』
できるだけなんともないかのように言う。
ペ神も演技派だけも私も演技派だな。
gl「…まぁ。そのことについては後で話す。オスマン。タキシードの調整頼む」
os「…うん」
『…お腹すいたな』
gl「…さて。ホントはAの許可があった方がいいのだろうが。捜査を共にする中だ。正直に話そうか」
rb「…今なんて言った？A？Aはもう死んだんやろ？」
gl「…死んでいない。気づかないか？Aが死んだのとバアルという新兵の情報がでてきたのが同じだと言うことが」
rb「……それは」
少し顔を青くして俺を見つめるロボロ。
gl「…まあ、あいつは少しずつ明るみにしたいと言っていた。リリィがいなくなってから本格的に動き出すだろう」
rb「…バ、バアルは…Aなん…？A、生きとったん…？」
gl「現に今ピンピンだろうが。おっと、Aには言うな。それと他の奴らにも」
rb「俺以外知ってるヤツおるん？」
gl「…ペ神とシャオロン…と俺ぐらいだな。勘のいいオスマンに追い詰められなきゃいいが」
os「これ、似合うね。サイズもピッタリ」
『うん。いいね。動きやすい。ありがとう』
os「…なぁ。バアルはさ」
『うん？』
os「…Aのことどう思う？」
『姉ですか？普通にいい人だと』
os「ちゃう。お前のことや。A」
『…俺をAだと言うんですか？』
os「そうやろ？動作も、口癖も似ている」
『そりゃ姉弟ですから』
os「…姉弟でそんな似るもんなん？」
『それは人それぞれでしょう？それに姉は俺に送ってくれる手紙にもし出会ったらこう呼んであげて、と言われたので呼んでいるだけです』
os「じゃあなんで今は俺なのにさっき私って言ったん？」
『…さぁ。自分で考えてください。少なくともここは拷問部屋ではないですよ』
薄ら笑いを浮かべてタキシードを着崩す。
暑い。
少しの沈黙の末、マンちゃんが、口にした。
os「…Aは、手紙になんて書いとったん」
『…よく…幹部の皆さんとの過去を…それと最後に「私、みんなといれて幸せなんだ」って』
os「……そか」
…流石にやばかったがバレてはないみたいだ。
良かった。まだリリィが国内にいる限り迂闊に動けない。早く異動しないものだろうか。
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春 - ル○ク先輩…この作品にボーテ100点！ (2021年8月24日 16時) (
レス) id: c5f939efea (このIDを非表示/違反報告)
ウルフグリーン(プロフ) - 続編おめでとうございます！(遅い) (2021年8月18日 20時) (レス) id: cfbc218aad (このIDを非表示/違反報告)
ぱずる(プロフ) - 凄く面白くてこれからの展開が今からが楽しみです!!無理せず連載頑張ってください。応援しております。 (2021年8月13日 23時) (レス) id: baac44fdeb (このIDを非表示/違反報告)
ウォルフ(プロフ) - ル○ク……ルー◯………もしや！？ (2021年8月6日 12時) (レス) id: 93e8dce9dd (このIDを非表示/違反報告)
すのう.° - 作者さん神様やん。すき。結婚すr((((((( (2021年8月4日 23時) (レス) id: b05517255d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パウダー(学生さん) | 作成日時：2021年7月24日 23時
